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【X-Trans vs Foveon vs ベイヤーCMOS】 その2

前回に引き続き
X100SDP2Mと5D2を使っての
【X-Trans vs Foveon vs ベイヤーCMOS】比較。

改めて各々のカメラの設定&撮影方法は
・JPEG撮って出し
・オートホワイトバランス
・色調はスタンダード
・ノイズリダクションやダイナミックレンジ拡張系機能はOFFまたは最弱。
・DP2MもX100Sもセンサーに最適化された専用単焦点レンズなので
 5D2+24-105のみハンデとして周辺光量補正はON。
・フォーカスはライブビュー状態でのAF。
 各設定で複数枚ずつとって最も良かったものを採用。
・三脚使用
といった感じ。
各メーカー、各カメラ、各センサーの特徴や色味が出易い設定にしたつもり。

テストは昼夜合わせて4つのシチュエーション。
チェック項目はオートホワイトバランスの色味、解像度合い、高感度ノイズ量、ボケ味とかかな。
テストデータは全てFlickrにUPしてあるので一枚ずつ見たいって人は....  →【コチラ】←

今回はダイナミックレンジの広さと高感度ノイズ量について。
【X-Trans vs Foveon vs Normal Bayer CMOS】TEST2_1
いつもながら縮小表示だと良く分からない。いや、DP2Mが高感度に弱いってのは分かるw →【等倍】←

5D2にとってはISO50、DP2MとX100SにとってはISO100は拡張設定扱い。
【X-Trans vs Foveon vs Normal Bayer CMOS】TEST2_2
やっぱりベース感度と比べるとハイライト側のダイナミックレンジが狭くて白飛びしてる。 →【等倍】←
やっぱ拡張設定範囲はあまり使いたくないね。
レンズシャッターのDP2MとX100Sは絞り値によって使えるシャッタースピードが変動する。
X100SはNDフィルター(ND8相当)が内蔵されてるので昼間でも開放で撮れる。
DP2MはF値はあまり明るくは無いけど真昼間だと開放では撮れない。
一番はベース感度がISO100で最速1/8000が使える5D2だね。

次は高感度ノイズ量について。
【X-Trans vs Foveon vs Normal Bayer CMOS】TEST2_3
最初の一覧表で大体掴めちゃってるけど1位X100S、2位5D2、3位DP2Mだね。 →【等倍】←

X100Sは拡張設定範囲のISO12800や25600でもカラーノイズが殆ど出ない。
解像度合いは落ちるものの全てのISO感度でカラーバランスが破綻しないのは驚きだ。
前回のオートホワイトバランスの正確さも含めて富士フイルムの色に対する執念を垣間見たね。

次回、第三回目はレンズのボケ味についての比較。お楽しみに。
  



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