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SIGMA Photo Pro (SPP)への改善要望

発売日の7月12日にシグマDP2Mを買ってから一ヶ月半。
初めてのFoveonカメラ、初めてのSPPに始めは悪戦苦闘してたけど
DP2M本体に関してはすぐに慣れて今はむしろすごく使い易いカメラだと思えてる。
ただSPPに関しては使えば使うほど『ココどーにかなんねーかなー』って点が増えるばかり。

個人的には写真を撮ってる時の楽しさと、PCで選別&現像してる時の楽しさは半々ぐらいで
時間で言えば撮ってる時間よりも、選別&現像をしてる時間の方が明らかに長い。
5D2写真の現像に使ってるLightroomがDP2MのRAWデータに対応するのを待ってたけど
どうやらそう簡単にはいかないみたいなので、今回はSPPに対する要改善ポイントを書いてみる。


■ソフト全体&管理画面について■
・64bitに対応して欲しい。
 SPPってCPUへは確かに結構な負荷がかかるのだけど、その割にメモリを全然使ってない。
 メモリを12GB積んでる身としてはもっとじゃんじゃん使って欲しいところ。
 もしかしてSPPって未だに32bitだったりするのか?
 だとしたら64bit化とメモリをどれだけ割り当てるかの設定項目を追加して欲しい。

・サブフォルダ内のデータも参照して欲しい。
 自分の場合、写真データはまずカメラごとのフォルダに分けて
 その中に日付+撮影内容を記したフォルダを作って格納してる。
 SPPの管理画面は指定したフォルダ直下に置かれた写真しか参照してくれないので
 DP2Mフォルダを指定しても何も表示されない。
 個人的には日付に関係なくDP2Mで撮った全ての写真を同時に見たり比較したい。

・サムネイル画像に現像状態を反映して欲しい。
 SPPでのデータ管理で一番厄介なのが写真の状態確認と選別のし辛さだと思う。
 まずメイン画面に並ぶ写真のサムネイル画像に現像設定が反映されない。
 それが現像前の写真なのか後の写真なのかサムネイル画像を見ても判別出来ない。

・レーティング&カラーラベル機能を追加してデータ管理をし易くして欲しい。
 上記内容の続きになるけど
 SPPには【マークする/しない】と【ロックする/しない】しか選別方法がないので
 作業状態や被写体の種類ごとにグループ分けする事が不可能。
 例えば
  取り込み状態→星なし、レタッチ済み→★、webへ公開済み→★★
  仕事用→★★★、仕事用レタッチ済み→★★★★、仕事用納品済み→★★★★★
 とか
  ポートレート→、風景→、街中スナップ→、ブツ撮り→
 といった具合に分かり易く管理出来るようにして欲しい。

■現像画面について■
・表示モードの切り替えを無くして欲しい。
 SPPには現像画面で【表示速度優先モード】と【表示画質優先モード】の切り替えボタンがあるが
 ハッキリ言って【表示速度優先モード】って全くいらない。
 常に【表示画質優先モード】にするか現像画面を開いた時どちらを表示させるか選ばせて欲しい。

・等倍表示での比較がしたい。
 複数の写真を別々のウィンドウで開く事は出来るけど拡大表示させられるのはどれか1枚のみ。
 キレキレの解像度を誇るDP2Mは手ブレにもシビア。等倍表示でチェック、比較、選別したい。

・現像前の状態を見ながら現像したい。(現像前の状態を確認する機能が欲しい。)
 予め同じ写真を別ウィンドウで表示させておけば現像前の状態と比較しながら各種調整は出来る。
 しかし調整設定を保存するためにX3Fボタンを押すとその状態がデフォルトに上書きされてしまう。
 現像をやり直す時などは全てのパラメータをいちいち戻さないと初期状態を確認する事が出来ない。
 現像状態に関係なく撮影時の状態を確認する機能が欲しい。※【撮影時に戻す】ではない。

・調整パレットにスクロール機能をつけて欲しい。
 普段1920×1200ピクセルのディスプレイで作業してるとギリギリ問題ないのだけど
 たまにMacBookPro13インチの1280×800ディスプレイで作業しようとすると
 縦方向の解像度が足りなくて調整パレットの各項目を開け閉めしないと
 下の方のノイズリダクションや倍率色収差補正を触れない。
 1280×800どころか1920×1080ディスプレイでも影響が出るハズだ。
 調整パレット横に縦スクロールバーがあればこんな事をしなくて済む。

・調整パレットのパラメータ補正を←↑↓→キーで補正したい&直接数値入力して補正したい。
 細かい事だけど←↑↓→キーや、TABキー+テンキーが使えるとかなり作業効率がUPすると思う。

・ケルビン数指定でホワイトバランスを設定したい。
 SPPは【晴れ】や【曇り】といった大雑把な指定とカラーホイールを使って色を合わせる。
 この【晴れ】や【曇り】の中に【ケルビン数指定】があるとより緻密に色補正出来ると思う。

RGB各チャンネル別々に補正したい。
 せっかく三層それぞれの色情報をもってるんだからRGB各チャンネルごとに色補正したい。
 Foveonは赤いネオンとか車のテールランプとか赤系が飽和し易いのでそこだけ補正したいのに
 現状は全色一律でしか色補正出来ない。

・傾き補正&トリミング機能を追加して欲しい。
 傾き補正やトリミングを後工程でするなんて邪道だ!!ってシグマの写真哲学なのかもしれないけど
 やっぱりコレぐらいは欲しいよ。

などなどなど。
長々と書いてきたけど現像ソフトとしては基本の部分だと思うので是非取り入れて欲しいところ。
今のままがずぅーっと長く続くようだと、最悪DP2M&SPPとはお別れする事になるかもしれない。
9月のフォトキナでシグマから色々発表されるのを願ってますよ~。
20120829_01_朝焼け
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