(条件付き)シグマDP2Mのグリーンかぶり除去方法 【前編】
今日はSIGMA GLOBAL VISIONの国内発表&撮影会があったんですが
残念ながら俺は当選しなかったのでDP2Mをお供に近所を散歩。
イベントに参加された方々のレポートが楽しみです。
散歩がてらDP2MとSPPに関して気になってた事のテストも実行。
内容は“ホワイトバランス設定を上手く使ってグリーンかぶりを除去する”というもの。
DP2Mで少なからず気になってしまうグリーンかぶり。
フォトショップを使えば完璧かどうかは別として除去自体は出来る。
でも、やっぱり純正現像ソフトのSPP上で除去出来ればそれに越した事は無い。
SPPの色補正はホワイトバランス、カラーモード、カラーホイールを組み合わせて行うけど
ホワイトバランスとカラーモードは大雑把なプリセットが用意されてるだけだし
全色域に補正が掛かるので特定の色だけを選択して色相、彩度、明度などを補正する事が出来ない。
カラーホイールは色フィルターを被せるような補正なので
グリーンかぶりの除去には効果的なものの中心から外側へ行く程(補正量が多い程)画質が悪くなる。
カラーホイールの補正量を少なく抑えつつグリーンかぶりを除去するのが理想的。
んで、手持ち作例でアレコレいじってて発見した(っぽかった)のが
【ホワイトバランスをオート以外で撮影して、SPP現像時にホワイトバランスオートに設定する】という方法。
グリーンかぶりが一番顕著に出る(目立つ)のは晴れた状況でホワイトバランス“晴れ”で撮った時。
良い天気の日にホワイトバランス“晴れ”で撮るという一番間違いが起きないであろう設定なのに
SPPで確認したら青かった空が緑色で凹む、ってのがすごく多いパターン。
ところがそんな写真のホワイトバランスをSPP上で“晴れ”から“オート”にしたところ
グリーンかぶりがキレーに補正されるって例が全てではないにしろ複数見つかった。
ただし同じような状況で撮った写真でも撮影時にホワイトバランス“オート”になっていた場合は
グリーンかぶりが出るし、SPPで一度“晴れ”にした後“オート”にしても元に戻るだけで除去出来ない。
という事でカメラ内で施されるホワイトバランスオートと、SPP上で施されるホワイトバランスオートは別物?
もしくはカメラ内ではスピード重視でザックリ、SPP上では時間をかけてジックリ補正するので
結果に違いが出るのでは?という予測が立った。
この予測が正しいかどうかを確かめるために
今日、ホワイトバランス補正の基準になるカラーチャートを
ホワイトバランスを変えながら複数撮ってきたのだけど....思ってた程の結果は出なかった。
確かに始めからホワイトバランス“オート”で撮るよりも
“晴れ”で撮ってSPP上で“オート”にした方が最終的なカラーホイールの補正量は少ない。
平均で4C+7Mか、2C+3Mか、ってぐらいの差は出てる。
ただ過去に撮った作例の場合よりも差が少ない。
う~ん、どうやら思い違いだったかなぁ....と考えてた時思い出したのが
10月26日に公開されたSIGMA DP2 Merrillファームウェア(Ver.1.02)の説明文中の
“オートホワイトバランス(AWB)の改善を図りました”という一文。
あーなるほど。色々納得しました。
つまり今回のグリーンかぶりの除去方法は
ファームウェアVer.1.0&1.01で、ホワイトバランス“オート”以外で撮った写真限定って事です。
(新ファームでも使えるけど、旧ファームで撮影した作例の方がより違いが分かり易いという事。)
どうぞお試しあれ。(上手くいった!とか、全然ダメだったぞ!とかのご意見も待ってます。)
■追記■ 続きを書きました。

■ SIGMA DP2 Merrill / F5.6 1/400秒 ISO100 ■ →等倍はコチラ←



■My Photo Gallery【flickr】【FLENS】【500px】
残念ながら俺は当選しなかったのでDP2Mをお供に近所を散歩。
イベントに参加された方々のレポートが楽しみです。
散歩がてらDP2MとSPPに関して気になってた事のテストも実行。
内容は“ホワイトバランス設定を上手く使ってグリーンかぶりを除去する”というもの。
DP2Mで少なからず気になってしまうグリーンかぶり。
フォトショップを使えば完璧かどうかは別として除去自体は出来る。
でも、やっぱり純正現像ソフトのSPP上で除去出来ればそれに越した事は無い。
SPPの色補正はホワイトバランス、カラーモード、カラーホイールを組み合わせて行うけど
ホワイトバランスとカラーモードは大雑把なプリセットが用意されてるだけだし
全色域に補正が掛かるので特定の色だけを選択して色相、彩度、明度などを補正する事が出来ない。
カラーホイールは色フィルターを被せるような補正なので
グリーンかぶりの除去には効果的なものの中心から外側へ行く程(補正量が多い程)画質が悪くなる。
カラーホイールの補正量を少なく抑えつつグリーンかぶりを除去するのが理想的。
んで、手持ち作例でアレコレいじってて発見した(っぽかった)のが
【ホワイトバランスをオート以外で撮影して、SPP現像時にホワイトバランスオートに設定する】という方法。
グリーンかぶりが一番顕著に出る(目立つ)のは晴れた状況でホワイトバランス“晴れ”で撮った時。
良い天気の日にホワイトバランス“晴れ”で撮るという一番間違いが起きないであろう設定なのに
SPPで確認したら青かった空が緑色で凹む、ってのがすごく多いパターン。
ところがそんな写真のホワイトバランスをSPP上で“晴れ”から“オート”にしたところ
グリーンかぶりがキレーに補正されるって例が全てではないにしろ複数見つかった。
ただし同じような状況で撮った写真でも撮影時にホワイトバランス“オート”になっていた場合は
グリーンかぶりが出るし、SPPで一度“晴れ”にした後“オート”にしても元に戻るだけで除去出来ない。
という事でカメラ内で施されるホワイトバランスオートと、SPP上で施されるホワイトバランスオートは別物?
もしくはカメラ内ではスピード重視でザックリ、SPP上では時間をかけてジックリ補正するので
結果に違いが出るのでは?という予測が立った。
この予測が正しいかどうかを確かめるために
今日、ホワイトバランス補正の基準になるカラーチャートを
ホワイトバランスを変えながら複数撮ってきたのだけど....思ってた程の結果は出なかった。
確かに始めからホワイトバランス“オート”で撮るよりも
“晴れ”で撮ってSPP上で“オート”にした方が最終的なカラーホイールの補正量は少ない。
平均で4C+7Mか、2C+3Mか、ってぐらいの差は出てる。
ただ過去に撮った作例の場合よりも差が少ない。
う~ん、どうやら思い違いだったかなぁ....と考えてた時思い出したのが
10月26日に公開されたSIGMA DP2 Merrillファームウェア(Ver.1.02)の説明文中の
“オートホワイトバランス(AWB)の改善を図りました”という一文。
あーなるほど。色々納得しました。
つまり今回のグリーンかぶりの除去方法は
ファームウェアVer.1.0&1.01で、ホワイトバランス“オート”以外で撮った写真限定って事です。
(新ファームでも使えるけど、旧ファームで撮影した作例の方がより違いが分かり易いという事。)
どうぞお試しあれ。(上手くいった!とか、全然ダメだったぞ!とかのご意見も待ってます。)
■追記■ 続きを書きました。

■ SIGMA DP2 Merrill / F5.6 1/400秒 ISO100 ■ →等倍はコチラ←


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by foxfoto
| 2012-11-18 12:50
| ●撮影機材ネタ