SIGMA本社で18-35mm F1.8 DC HSM A013等を触ってきた。
神奈川県川崎市にあるシグマ本社で開催された
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM体感イベントに行ってきました。
真夏みたいな入道雲が見える程良い天気だったのに
30分ほど電車に揺られて最寄りの黒川駅に着いた時は曇り空。
思えば去年85mmF1.4のピント調整してもらいに来た時もこんな空だった。
■ EOS 5D MARK II / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 / F4.0 1/640秒 ISO100 ■
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSMの“DC”はAPS-C専用レンズの意味。
APS-CセンサーのEFマウントカメラは持ってないのでボディとセットで借りた。
出されたのはCANON EOS Kiss X6i。せっかくなのでこのボディの感想も最後に書きました。
■SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013■
今回の主役。世界初の大口径F1.8通しズームレンズ。
全長121.0mm、最大径78mm、重量810gはキヤノンで言えば
大三元のEF24-70mm F2.8L II USM(113.0mm、88.5mm、805g)相当だけど
最大径の細さとズーミングで全長が変わらないインナーズームのお陰で
Kiss X6iの小さいボディでもハンドリングはし易かった。
ズームリングもフォーカスリングも滑らかで適度な重さがあり操作性は良い。MFもし易い。
フードやAF/MFスイッチも含めてガタツキは皆無。しっかりと造られた高級レンズの感触がある。
キヤノンユーザー的にはズームリングの回転方向が純正レンズと逆なのが唯一の不満。
シグマ製レンズの多くはキヤノンと同じく上から見て左が望遠、右が広角だけど
(タムロンやトキナーではなくシグマを選ぶ理由の一つだったりする。)
何故か12-24IIなどの広角ズームレンズ系は回転方向が逆。
何か理由がありそうだけど、聞くの忘れた(汗)
肝心の写りの方もピカイチ。本当に最近の単焦点レンズと遜色ない。
35F1.4A012と同じく収差フリーでスッキリとした写り。ズームとしては文句無し。
焦点距離の被る20F1.8、24F1.8、28F1.8の広角三兄弟の写りは完全に超えてる。
この三本をAPS-Cボディで使ってる人がいたら18-35F1.8A013一本にまとめる事をオススメします。
“ズームレンズ=便利”という見方をするとズーム倍率が低く、手振れ補正も無い
18-35F1.8A013は微妙に思う人もいるかも知れないけど
“18F1.8、20F1.8、24F1.8、28F1.8、35F1.8の五本の単焦点レンズが一本に収まってる”
そう考えると18-35F1.8A013の見え方はガラリと変わってくる。
今時ミラーのあるAPS-C専用の単焦点レンズなんてどこも作っちゃくれないよ?
“望遠側への需要があってAPS-Cボディを使ってるけど広角~標準域の単焦点レンズが無くて不満”
18-35F1.8A013はそんな人にこそピッタリはまるレンズなのかも知れない。
■ EOS 5D MARK II / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 / F2.8 1/40秒 ISO1600 ■
■SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM C013■
18-35F1.8A013の凄さは理解した....ような気はするものの
いつも使ってるボディじゃないし、性能をより正確に確かめるためには比較対象が必要。
って事で正直噛ませ犬的なつもりで借りてみたものの....これがまた良いのだ。
18-35F1.8A013からチェンジしたから当たり前だけど17-70F2.8-4C013の小ささ軽さには驚く。
小さく、軽く、ズーム倍率も高く、寄れる。抜群の使い勝手で全てがイージー。
それでいて実売4万以下と8万以上する18-35F1.8A013の半額以下だ。
なるほどコレがArtレンズとContemporaryレンズの違いか。
一般的なキットレンズの18-55mm F3.5-5.6ってスペックに対しても
ズーム倍率、F値の明るさ共にアドバンテージがあるのも良いね。
写りの方はさすがに18-35F1.8A013には敵わない。
四隅の解像度は落ちるしボケ具合もちょっとうるさい。
まぁ~良くも悪くもズームレンズ並みと言えなくもない。
でも最新で最高のレンズを使った後だからそう思うのかも。
間違いなく『コレじゃ~使えんな』ってレベルの画質ではない。
その証拠に物欲方面の悪い妄想が膨らんじゃったりしたワケです。
例えば今回使ったX6i、もしくはもっと小さいX7と17-70F2.8-4C013
そして30F1.4A013みたいな明るい単焦点レンズがあれば大抵のものは撮れる。
いつもの重い機材の時よりもどれだけ楽に、そして遠くへ旅行に行けるだろう?とかね。
■ EOS 5D MARK II / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 / F2.8 1/40秒 ISO1000 ■
■CANON EOS Kiss X6i(リンク先はX7i)■
このクラスのカメラは店頭でも殆ど触らないので感想を。
Kiss X6iのファインダーでピントの山を掴むのはかなり厳しい感じ。
最近5D2のフォーカシングスクリーンを変えたばっかってのもあるだろうけど
フォーカスの移動が殆ど分からなくて『あれ?故障?』と一瞬あせったりもしてしまった。
ファインダーで撮っててもなんだかイマイチ楽しくないので
バリアングル液晶使ってライブビューで撮ってみたらコレがかなり良い。
やっぱりアングルに広がりが出るよね。特に低いアングルで縦構図の時に大活躍。
今まで可動液晶はNEXみたいなフリップアップ&ダウンのタイプがスマートで好きだったけど
考えを改めさせられたかも。ただキヤノンのバリアングル液晶は嵩張るのが難点。
ヒンジやベゼル部分をもっとコンパクトに収められれば良いんだけどね。
■My Photo Gallery【flickr】【FLENS】【500px】
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM体感イベントに行ってきました。
真夏みたいな入道雲が見える程良い天気だったのに
30分ほど電車に揺られて最寄りの黒川駅に着いた時は曇り空。
思えば去年85mmF1.4のピント調整してもらいに来た時もこんな空だった。
■ EOS 5D MARK II / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 / F4.0 1/640秒 ISO100 ■
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSMの“DC”はAPS-C専用レンズの意味。
APS-CセンサーのEFマウントカメラは持ってないのでボディとセットで借りた。
出されたのはCANON EOS Kiss X6i。せっかくなのでこのボディの感想も最後に書きました。
■SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013■
今回の主役。世界初の大口径F1.8通しズームレンズ。
全長121.0mm、最大径78mm、重量810gはキヤノンで言えば
大三元のEF24-70mm F2.8L II USM(113.0mm、88.5mm、805g)相当だけど
最大径の細さとズーミングで全長が変わらないインナーズームのお陰で
Kiss X6iの小さいボディでもハンドリングはし易かった。
ズームリングもフォーカスリングも滑らかで適度な重さがあり操作性は良い。MFもし易い。
フードやAF/MFスイッチも含めてガタツキは皆無。しっかりと造られた高級レンズの感触がある。
キヤノンユーザー的にはズームリングの回転方向が純正レンズと逆なのが唯一の不満。
シグマ製レンズの多くはキヤノンと同じく上から見て左が望遠、右が広角だけど
(タムロンやトキナーではなくシグマを選ぶ理由の一つだったりする。)
何故か12-24IIなどの広角ズームレンズ系は回転方向が逆。
何か理由がありそうだけど、聞くの忘れた(汗)
肝心の写りの方もピカイチ。本当に最近の単焦点レンズと遜色ない。
35F1.4A012と同じく収差フリーでスッキリとした写り。ズームとしては文句無し。
焦点距離の被る20F1.8、24F1.8、28F1.8の広角三兄弟の写りは完全に超えてる。
この三本をAPS-Cボディで使ってる人がいたら18-35F1.8A013一本にまとめる事をオススメします。
“ズームレンズ=便利”という見方をするとズーム倍率が低く、手振れ補正も無い
18-35F1.8A013は微妙に思う人もいるかも知れないけど
“18F1.8、20F1.8、24F1.8、28F1.8、35F1.8の五本の単焦点レンズが一本に収まってる”
そう考えると18-35F1.8A013の見え方はガラリと変わってくる。
今時ミラーのあるAPS-C専用の単焦点レンズなんてどこも作っちゃくれないよ?
“望遠側への需要があってAPS-Cボディを使ってるけど広角~標準域の単焦点レンズが無くて不満”
18-35F1.8A013はそんな人にこそピッタリはまるレンズなのかも知れない。
■ EOS 5D MARK II / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 / F2.8 1/40秒 ISO1600 ■
■SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM C013■
18-35F1.8A013の凄さは理解した....ような気はするものの
いつも使ってるボディじゃないし、性能をより正確に確かめるためには比較対象が必要。
って事で正直噛ませ犬的なつもりで借りてみたものの....これがまた良いのだ。
18-35F1.8A013からチェンジしたから当たり前だけど17-70F2.8-4C013の小ささ軽さには驚く。
小さく、軽く、ズーム倍率も高く、寄れる。抜群の使い勝手で全てがイージー。
それでいて実売4万以下と8万以上する18-35F1.8A013の半額以下だ。
なるほどコレがArtレンズとContemporaryレンズの違いか。
一般的なキットレンズの18-55mm F3.5-5.6ってスペックに対しても
ズーム倍率、F値の明るさ共にアドバンテージがあるのも良いね。
写りの方はさすがに18-35F1.8A013には敵わない。
四隅の解像度は落ちるしボケ具合もちょっとうるさい。
まぁ~良くも悪くもズームレンズ並みと言えなくもない。
でも最新で最高のレンズを使った後だからそう思うのかも。
間違いなく『コレじゃ~使えんな』ってレベルの画質ではない。
その証拠に物欲方面の悪い妄想が膨らんじゃったりしたワケです。
例えば今回使ったX6i、もしくはもっと小さいX7と17-70F2.8-4C013
そして30F1.4A013みたいな明るい単焦点レンズがあれば大抵のものは撮れる。
いつもの重い機材の時よりもどれだけ楽に、そして遠くへ旅行に行けるだろう?とかね。
■ EOS 5D MARK II / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 / F2.8 1/40秒 ISO1000 ■
■CANON EOS Kiss X6i(リンク先はX7i)■
このクラスのカメラは店頭でも殆ど触らないので感想を。
Kiss X6iのファインダーでピントの山を掴むのはかなり厳しい感じ。
最近5D2のフォーカシングスクリーンを変えたばっかってのもあるだろうけど
フォーカスの移動が殆ど分からなくて『あれ?故障?』と一瞬あせったりもしてしまった。
ファインダーで撮っててもなんだかイマイチ楽しくないので
バリアングル液晶使ってライブビューで撮ってみたらコレがかなり良い。
やっぱりアングルに広がりが出るよね。特に低いアングルで縦構図の時に大活躍。
今まで可動液晶はNEXみたいなフリップアップ&ダウンのタイプがスマートで好きだったけど
考えを改めさせられたかも。ただキヤノンのバリアングル液晶は嵩張るのが難点。
ヒンジやベゼル部分をもっとコンパクトに収められれば良いんだけどね。
■My Photo Gallery【flickr】【FLENS】【500px】
by foxfoto
| 2013-06-22 12:50
| ●撮影機材ネタ