SIGMA fp用後玉チェッカー&ライカ エルマー50F2.8用沈胴ストッパー&リミッター販売開始!
前回の更新から早半年以上、久しぶりにSIGMA fpに関する新作アクセサリーのリリースです!
実は5月末には既に完成してたけど前回リリースしたfp用LVF-01ブラケットシリーズが好評で
手が回らなかったのでここまで遅くなってしまいました。ホント申し訳ない。
今回リリースするアクセサリーはSIGMA fpにマウントアダプターを経由してオールドレンズを
楽しんでいる、もしくはこれから楽しもうと考えている方々に向けたアイテムです。
もしくはオールドレンズを既に沢山持っていて、fpの事も気になってはいるけど
手持ちのレンズが使えるのかが分からず購入に踏み切れない…といった方にも役立つアイテムです。
昨年の7月11日のfpのサプライズ発表からもうかれこれ1年と4ヶ月。写真と動画をシームレスに
行き来する事などをアピールされたfpだけど、個人的にはコンパクトかつシンプルなfpを見て
そして会場でfpのメニュー階層に潜って電子接点のないレンズ用の補正機能が充実してるの
を見て「このカメラはオールドレンズ遊びをしてる人達はみんな飛び付くだろうな~」
という印象を感じてた。
実際fpが発売されるとLアライアンスつながりもあってかライカユーザーが皆fpを買っていたのを
TwitterなどのSNSを利用している人達なら沢山目にしてきたハズ。
ウチにも数は少ないけど親父が遺したMマウントやスクリューマウントのレンズがある。
その内の1本がMマウントのLEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)という沈胴式の古いレンズ。
安いM→Lマウントアダプターを購入して、さ~装着するぞ!となった瞬間不安になった。
「あれ?このレンズ、沈胴させて大丈夫なんだろうか?fpはメカシャッターレスとは言え
万が一センサー周辺に傷を付けちゃったりするのは絶対に嫌だぞ…」と。
幸いシグマが公式でfpの3Dデータを公開してくれているので各部の寸法を参考にしつつ、自分の
fpを実測した値も合わせて3Dプリンターで出力し易い形状にモデリングし直して製作したのがコレ↓
=================================================
① SIGMA fp用後玉チェッカー 【 3200円 】

これまでのアクセサリーと同様に青緑赤黄白黒の全6色展開です。
では実際に使ってみましょう。

エルマー50F2.8にM→Lマウントアダプターを装着し、後玉チェッカーに装着し、沈胴させてみると…

う~ん、惜しい。1mmほど足りず最後まで沈胴させられませんでした。
裏から見ると沈胴した鏡筒の枠がfpのセンサー前のフレーム部分に干渉しているのが分かります。

こうして後玉や沈胴部分の突出が干渉するのか否か、どれぐらいのクリアランスが残っているのかを
“裏側から”確認出来るのがこのアイテムの特徴。これがあればfp本体や貴重なオールドレンズの双方に
傷を付けてしまうようなアクシデントを回避する事が出来ます。
ちなみに、今回試したエルマー50F2.8のようにセンサー前のフレームに干渉しなかったとしても

このように後玉チェッカーの背面からほんの少しでも突出してしまうようなレンズは
fpのセンサー前のカバーガラスにぶつかる事を意味します。
今回のエルマー50F2.8のような沈胴式でなくとも、オールドレンズには広角レンズ系を中心に
後玉が大きく突出しているレンズが多いので要注意です。
既にお持ちのオールドレンズ群をfpに問題なく装着出来るかを裏側から確認する用途の他に
新しくオールドレンズを購入しようとした際にもこの後玉チェッカーは役立ちます。
後玉チェッカーを中古カメラ屋さんに持って行き装着テストをさせてもらえば購入前に
fpで使用出来るか否かを確認する事が出来るワケです。
fpがいかにコンパクトだとは言え、毎日仕事カバンに忍ばせるのは難しいという人も多いでしょう。
でもこの後玉チェッカーだけなら持ち歩くのにストレスは無いでしょう。仕事帰りにふらっと
中古カメラ屋さんでオールドレンズを物色するような沼の住人には良き相棒となりましょう。
なんなら全国の中古カメラ&レンズ屋さんに1個ずつ常備していただければぁっ!!!!……なんてねw
※この後玉チェッカーで再現しているのはあくまでSIGMA fpのセンサー周辺の形状です。
この後玉チェッカーで問題がなさそうだったとしても、同じLマウントのLEICAやPanasonic
そして今後出てくるSIGMAのカメラでは後玉とセンサー周辺、シャッターユニット等が干渉する
可能性が予想されます。fp以外のカメラとの干渉チェック用途には絶対に使用しないでください。
=================================================
② LEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)用沈胴ストッパー 【 2100円 】

さて、沈胴させると鏡筒とfpのセンサー前のフレームとが干渉してしまう事が分かったエルマー50F2.8。
ウチの個体は絞りリングがかなり固く、そして鏡筒自体を回転させて沈胴をロックする機構はかなり緩く
なっているので、絞りを操作する際に鏡筒のロックが外れてガクッと不意に沈胴してしまうような状態。
「別に沈胴させなきゃ干渉もしないし問題ないでしょ」と放置して使用するには余りにも怖すぎる。
製造から何十年、何人ものユーザーを経てきたであろうオールドレンズにはこういう事も多いでしょう。
で、製作したのがこの沈胴ストッパー。名前の通り鏡筒にスペーサーを装着して沈胴出来なくするアイテム。

まずはパチッパチッと鏡筒に沈胴ストッパーを装着し
更に沈胴ストッパーの上から貼り革(付属しません。各自で用意してね。)を巻き付けると…

どうです?いかにもオールドレンズっぽさが増してコレはコレでアリなのではないでしょうか?

fpに装着するとこんな感じ。やっぱりコンパクトでシンプルなデザインのfpは
同じくコンパクトなMマウントやスクリューマウントのレンズとの相性がバツグン。
LEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)はかなりメジャーで本数も多く、価格も安いので持ってる人も多い
でしょうし、これからオールドレンズに手を出す人の最初の1本にも良いレンズだと思います。
上記のfp用後玉チェッカーとセットでご注文いただければ幸いです。
後玉チェッカーと同様の全6色展開です。
=================================================
③ SIGMA fp+LEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)用沈胴リミッター 【 800円 】

最初に書いた通り、5月末の時点で既に完成していた①と②をやっとこさリリースするべ~とブツ撮りまで
したところでふと「あれ?後玉チェッカーでどれぐらい干渉するのかが分かってるんだから、沈胴機構を
使えなくするんじゃなく干渉しない所まで沈胴量を制限してやるだけで良いんじゃね?」と思い立ち
急遽追加で製作したアクセサリーです。

こうして鏡筒にパチンと装着するだけ。小さくカットした両面テープでレンズに貼り付ければより確実です。
これまで3Dプリンターで色々と製作してきたけど、これほど小さく軽くシンプルなアクセサリーは初めて。
パナから最初のミラーレス機が登場してマウントアダプターを使ったオールドレンズ遊びが広まって12年。
もっと言えばライカMボディに露出計が内蔵されたりシャッターが横走り幕からフォーカルプレーンに
なったりして古い沈胴レンズを沈胴させられなくなって何年経つ?この間沈胴機構をキャンセルさせたり
沈胴量を制限するアイテムがどこからも出て来なかった事が不思議だし、正直残念な気持ちでならない。
こういうのはライカ自身が用意してあげても良かったんじゃないの?とか思ってしまう。

気を取り直して改めて①の後玉チェッカーで確認すると十分なクリアランスが確保出来てるのが分かる。

沈胴させるとこのコンパクトさですよ。更に沈胴量が減った事でリアキャップとの干渉もなくなったので
こうしてカメラから外して持ち歩く時のサイズもコンパクト&便利になります。
今回は赤で出力したけど①や②と同様の全6色展開です。好みのカラーリングをお選びください。

現状Lマウントのフルサイズ対応レンズの中で最小のSIGMA 45mm F2.8 DG DN C019と比べてもこの差。

fp+45F2.8Cの組合せの小ささは殆どコンデジと言っても良いレベルだったけど、コレで更に小型化出来た。
AFでもないし電子接点もないのでEXIFデータも残らないし、もちろん写りも45F2.8Cには敵わないけど
このコンパクトさ。この佇まい。イイ。すごくイイ。良くないッスか?
発表会で感じたfpとオールドレンズとの相性の良さを再確認。fpはこういう楽しみ方もアリなカメラだ。
※この沈胴リミッターで干渉を回避出来るのはあくまでSIGMA fpのセンサー周辺の形状だけです。
同じLマウントでもLEICAやPanasonic、そして今後出てくるSIGMAのカメラとでは沈胴した後玉と
センサー周辺、シャッターユニット等が干渉する可能性が予想されます。fp以外のカメラでは絶対に
使用しないでください。
=================================================
■その他、3Dプリンターでの出力品についての特徴と注意点です。
※FDM方式の家庭用3Dプリンターでの出力となりますので、一般的な大量生産のプロダクトのような
キレイな表面仕上げとはならず、表面には積層造形由来の微細な段差があります。
※各アクセサリー共に一部分に出力時に必要となるサポート材の剥がし跡が残ってしまいます。
剥がし跡は白くなるので黒で出力した場合に特に目立ってしまいます。
※出力素材のABS樹脂は後塗装が可能ですのでサンドペーパーなどで軽く表面を均してから
塗装する事で上記の積層段差やサポート材の剥がし跡を目立たなくする事が可能です。
※使用素材(フィラメント)はAFINIA純正プレミアムABSフィラメントを使用しています。
※カラーバリエーションは上記フィラメントに設定のある黒白赤緑青黄の6色です。
※各アクセサリーは定期的にマイナーアップデートを繰り返していますので
注文時期によって写真と細部の形状が異なっている場合があります。
■発送方法・送料
・現在は日本国内のみの発送とさせていただいております。
・注文品は追跡が可能なレターパックライトorレターパックプラスにて発送します。
・レターパックライトはポストへの投函配達、レターパックプラスは対面での配達となります。
ご在宅状況などに合わせてご希望の発送方法をお選びください。
・アクセサリー名の後に“ ★ ”マークのある物はレターパックライトの発送条件である
“厚さ3cm以内”に収まらないため、レターパックプラスのみでの発送となります。
・レターパックライトで発送の場合の送料 → 370円
・レターパックプラスで発送の場合の送料 → 520円
・注文品合計金額が5000円以上になる場合は送料無料にて発送します。
■支払方法
・支払い方法は三菱UFJ銀行口座への振込みとなります。
・振込手数料は別途お客様のご負担となります。
・ご注文メール確認後、振込み先口座情報などを返信いたします。
・口座への入金履歴順に3Dプリンターで出力・梱包し、発送後に追跡番号をメールいたします。
■その他
※遅くともご注文メールの翌日中までには上記Gmailアドレスから振込み先口座などを返信しておりますが
Gmailドメインを受信拒否設定されていたりしてコチラからの返信できない場合が希にあります。
お手数ですが予めGmailドメインの受信拒否設定を解除の上でご注文いただければ幸いです。
ご注文メールの送信から2日以上経っても返信メールが届かない場合はこのブログのコメント欄か
Twitterをされている方は私のTwitterアカウントへご連絡下さい。
※ご注文メールに色指定の記載が無かった場合は“黒”にて出力・発送させていただきます。
※ご注文メールに希望発送方法の記載が無かった場合はレターパックライトにて発送させていただきます。
※注文アクセサリーの種類・個数によりレターパックライトの規定【厚さ3cm以内】に
収まりきらない場合はレターパックプラスでの発送とさせていただく場合がございます。
各アクセサリー共通の上記特徴と注意点を踏まえた上で購入をご希望の方は
【氏名、発送先の郵便番号・住所、希望アクセサリー名、希望カラー、注文数、希望発送方法(下記参照)】
などを記入してコチラのアドレスまでご連絡ください。→ order.foxfotofactory@gmail.com
それではご注文、お待ちしております。
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※3Dプリンターを使ったカメラ&レンズアクセサリー色々製作&販売中です!
◆dpクワトロ用のびる液晶シェード
◆DPメリル用フードセット
◆THETA&THETAm15用スタンド
◆DPメリル用バッテリー収納グリップ
◆SIGMA LVF-01用アクセサリーセット
◆dp3Q+FT-1201用フードアダプター
◆DPメリル用LVF-01ブラケット
◆EF50F1.8STM用つけっぱなしフード
◆SIGMA dp0Q用つけっぱなしフード
◆SIGMA dp1Q & dp2Q & dp3Q用フード
◆SIGMA dp Quattro用カード/USBカバーオープナー(DMM.make)
◆SIGMA sd Quattro / sd Quattro H +PG-41用バッテリー型SDカードホルダー
◆SIGMA DP1、DP1s、DP1x、DP2、DP2s、DP2x用アクセサリー群
◆SIGMA 初代DP、DP Merrill、dp Quattroシリーズ用アルカスイスプレート
◆SIGMA fp+LVF-11用アイピースキャップホルダー&アルカスイス互換プレート
◆SIGMA fp用スモールグリップ&HG-21用追加サムグリップ
◆SIGMA fp用LVF-01ブラケットシリーズ&コールドシュー端子ブラケット
■日本カメラ 2016年3月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
■日本カメラ 2016年4月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
■SIGMA 新製品体験イベント 2017 spring(in大阪)にオリジナルアクセサリーを出展しました!
■SIGMA 新製品体験イベント 2017 spring(in黒川)にオリジナルアクセサリーを出展しました!
■自作アクセサリーが【飛びこめ!!沼03】や【engadget日本版】にチラッと登場しました!
■3Dプリンターでこれまで製作してきたSIGMA製品用アクセサリー群のまとめ
■CP+2020シグマブースのミニステージに登壇決定!→CP+中止!→PhotoBar【sa-yo:】で新作発表!
■SIGMA fp Impressionページの新コーナー「+fp」にて紹介していただきました!
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■My Photo Gallery【flickr】 【500px】
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実は5月末には既に完成してたけど前回リリースしたfp用LVF-01ブラケットシリーズが好評で
手が回らなかったのでここまで遅くなってしまいました。ホント申し訳ない。
今回リリースするアクセサリーはSIGMA fpにマウントアダプターを経由してオールドレンズを
楽しんでいる、もしくはこれから楽しもうと考えている方々に向けたアイテムです。
もしくはオールドレンズを既に沢山持っていて、fpの事も気になってはいるけど
手持ちのレンズが使えるのかが分からず購入に踏み切れない…といった方にも役立つアイテムです。
昨年の7月11日のfpのサプライズ発表からもうかれこれ1年と4ヶ月。写真と動画をシームレスに
行き来する事などをアピールされたfpだけど、個人的にはコンパクトかつシンプルなfpを見て
そして会場でfpのメニュー階層に潜って電子接点のないレンズ用の補正機能が充実してるの
を見て「このカメラはオールドレンズ遊びをしてる人達はみんな飛び付くだろうな~」
という印象を感じてた。
実際fpが発売されるとLアライアンスつながりもあってかライカユーザーが皆fpを買っていたのを
TwitterなどのSNSを利用している人達なら沢山目にしてきたハズ。
ウチにも数は少ないけど親父が遺したMマウントやスクリューマウントのレンズがある。
その内の1本がMマウントのLEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)という沈胴式の古いレンズ。
安いM→Lマウントアダプターを購入して、さ~装着するぞ!となった瞬間不安になった。
「あれ?このレンズ、沈胴させて大丈夫なんだろうか?fpはメカシャッターレスとは言え
万が一センサー周辺に傷を付けちゃったりするのは絶対に嫌だぞ…」と。
幸いシグマが公式でfpの3Dデータを公開してくれているので各部の寸法を参考にしつつ、自分の
fpを実測した値も合わせて3Dプリンターで出力し易い形状にモデリングし直して製作したのがコレ↓
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① SIGMA fp用後玉チェッカー 【 3200円 】

これまでのアクセサリーと同様に青緑赤黄白黒の全6色展開です。
では実際に使ってみましょう。

エルマー50F2.8にM→Lマウントアダプターを装着し、後玉チェッカーに装着し、沈胴させてみると…

う~ん、惜しい。1mmほど足りず最後まで沈胴させられませんでした。
裏から見ると沈胴した鏡筒の枠がfpのセンサー前のフレーム部分に干渉しているのが分かります。

こうして後玉や沈胴部分の突出が干渉するのか否か、どれぐらいのクリアランスが残っているのかを
“裏側から”確認出来るのがこのアイテムの特徴。これがあればfp本体や貴重なオールドレンズの双方に
傷を付けてしまうようなアクシデントを回避する事が出来ます。
ちなみに、今回試したエルマー50F2.8のようにセンサー前のフレームに干渉しなかったとしても

このように後玉チェッカーの背面からほんの少しでも突出してしまうようなレンズは
fpのセンサー前のカバーガラスにぶつかる事を意味します。
今回のエルマー50F2.8のような沈胴式でなくとも、オールドレンズには広角レンズ系を中心に
後玉が大きく突出しているレンズが多いので要注意です。
既にお持ちのオールドレンズ群をfpに問題なく装着出来るかを裏側から確認する用途の他に
新しくオールドレンズを購入しようとした際にもこの後玉チェッカーは役立ちます。
後玉チェッカーを中古カメラ屋さんに持って行き装着テストをさせてもらえば購入前に
fpで使用出来るか否かを確認する事が出来るワケです。
fpがいかにコンパクトだとは言え、毎日仕事カバンに忍ばせるのは難しいという人も多いでしょう。
でもこの後玉チェッカーだけなら持ち歩くのにストレスは無いでしょう。仕事帰りにふらっと
中古カメラ屋さんでオールドレンズを物色するような沼の住人には良き相棒となりましょう。
なんなら全国の中古カメラ&レンズ屋さんに1個ずつ常備していただければぁっ!!!!……なんてねw
※この後玉チェッカーで再現しているのはあくまでSIGMA fpのセンサー周辺の形状です。
この後玉チェッカーで問題がなさそうだったとしても、同じLマウントのLEICAやPanasonic
そして今後出てくるSIGMAのカメラでは後玉とセンサー周辺、シャッターユニット等が干渉する
可能性が予想されます。fp以外のカメラとの干渉チェック用途には絶対に使用しないでください。
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② LEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)用沈胴ストッパー 【 2100円 】

さて、沈胴させると鏡筒とfpのセンサー前のフレームとが干渉してしまう事が分かったエルマー50F2.8。
ウチの個体は絞りリングがかなり固く、そして鏡筒自体を回転させて沈胴をロックする機構はかなり緩く
なっているので、絞りを操作する際に鏡筒のロックが外れてガクッと不意に沈胴してしまうような状態。
「別に沈胴させなきゃ干渉もしないし問題ないでしょ」と放置して使用するには余りにも怖すぎる。
製造から何十年、何人ものユーザーを経てきたであろうオールドレンズにはこういう事も多いでしょう。
で、製作したのがこの沈胴ストッパー。名前の通り鏡筒にスペーサーを装着して沈胴出来なくするアイテム。

まずはパチッパチッと鏡筒に沈胴ストッパーを装着し
更に沈胴ストッパーの上から貼り革(付属しません。各自で用意してね。)を巻き付けると…

どうです?いかにもオールドレンズっぽさが増してコレはコレでアリなのではないでしょうか?

fpに装着するとこんな感じ。やっぱりコンパクトでシンプルなデザインのfpは
同じくコンパクトなMマウントやスクリューマウントのレンズとの相性がバツグン。
LEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)はかなりメジャーで本数も多く、価格も安いので持ってる人も多い
でしょうし、これからオールドレンズに手を出す人の最初の1本にも良いレンズだと思います。
上記のfp用後玉チェッカーとセットでご注文いただければ幸いです。
後玉チェッカーと同様の全6色展開です。
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③ SIGMA fp+LEICA ELMAR 50mm(5cm) F2.8(1st)用沈胴リミッター 【 800円 】

最初に書いた通り、5月末の時点で既に完成していた①と②をやっとこさリリースするべ~とブツ撮りまで
したところでふと「あれ?後玉チェッカーでどれぐらい干渉するのかが分かってるんだから、沈胴機構を
使えなくするんじゃなく干渉しない所まで沈胴量を制限してやるだけで良いんじゃね?」と思い立ち
急遽追加で製作したアクセサリーです。

こうして鏡筒にパチンと装着するだけ。小さくカットした両面テープでレンズに貼り付ければより確実です。
これまで3Dプリンターで色々と製作してきたけど、これほど小さく軽くシンプルなアクセサリーは初めて。
パナから最初のミラーレス機が登場してマウントアダプターを使ったオールドレンズ遊びが広まって12年。
もっと言えばライカMボディに露出計が内蔵されたりシャッターが横走り幕からフォーカルプレーンに
なったりして古い沈胴レンズを沈胴させられなくなって何年経つ?この間沈胴機構をキャンセルさせたり
沈胴量を制限するアイテムがどこからも出て来なかった事が不思議だし、正直残念な気持ちでならない。
こういうのはライカ自身が用意してあげても良かったんじゃないの?とか思ってしまう。

気を取り直して改めて①の後玉チェッカーで確認すると十分なクリアランスが確保出来てるのが分かる。

沈胴させるとこのコンパクトさですよ。更に沈胴量が減った事でリアキャップとの干渉もなくなったので
こうしてカメラから外して持ち歩く時のサイズもコンパクト&便利になります。
今回は赤で出力したけど①や②と同様の全6色展開です。好みのカラーリングをお選びください。

現状Lマウントのフルサイズ対応レンズの中で最小のSIGMA 45mm F2.8 DG DN C019と比べてもこの差。

fp+45F2.8Cの組合せの小ささは殆どコンデジと言っても良いレベルだったけど、コレで更に小型化出来た。
AFでもないし電子接点もないのでEXIFデータも残らないし、もちろん写りも45F2.8Cには敵わないけど
このコンパクトさ。この佇まい。イイ。すごくイイ。良くないッスか?
発表会で感じたfpとオールドレンズとの相性の良さを再確認。fpはこういう楽しみ方もアリなカメラだ。
※この沈胴リミッターで干渉を回避出来るのはあくまでSIGMA fpのセンサー周辺の形状だけです。
同じLマウントでもLEICAやPanasonic、そして今後出てくるSIGMAのカメラとでは沈胴した後玉と
センサー周辺、シャッターユニット等が干渉する可能性が予想されます。fp以外のカメラでは絶対に
使用しないでください。
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■その他、3Dプリンターでの出力品についての特徴と注意点です。
※FDM方式の家庭用3Dプリンターでの出力となりますので、一般的な大量生産のプロダクトのような
キレイな表面仕上げとはならず、表面には積層造形由来の微細な段差があります。
※各アクセサリー共に一部分に出力時に必要となるサポート材の剥がし跡が残ってしまいます。
剥がし跡は白くなるので黒で出力した場合に特に目立ってしまいます。
※出力素材のABS樹脂は後塗装が可能ですのでサンドペーパーなどで軽く表面を均してから
塗装する事で上記の積層段差やサポート材の剥がし跡を目立たなくする事が可能です。
※使用素材(フィラメント)はAFINIA純正プレミアムABSフィラメントを使用しています。
※カラーバリエーションは上記フィラメントに設定のある黒白赤緑青黄の6色です。
※各アクセサリーは定期的にマイナーアップデートを繰り返していますので
注文時期によって写真と細部の形状が異なっている場合があります。
■発送方法・送料
・現在は日本国内のみの発送とさせていただいております。
・注文品は追跡が可能なレターパックライトorレターパックプラスにて発送します。
・レターパックライトはポストへの投函配達、レターパックプラスは対面での配達となります。
ご在宅状況などに合わせてご希望の発送方法をお選びください。
・アクセサリー名の後に“ ★ ”マークのある物はレターパックライトの発送条件である
“厚さ3cm以内”に収まらないため、レターパックプラスのみでの発送となります。
・レターパックライトで発送の場合の送料 → 370円
・レターパックプラスで発送の場合の送料 → 520円
・注文品合計金額が5000円以上になる場合は送料無料にて発送します。
■支払方法
・支払い方法は三菱UFJ銀行口座への振込みとなります。
・振込手数料は別途お客様のご負担となります。
・ご注文メール確認後、振込み先口座情報などを返信いたします。
・口座への入金履歴順に3Dプリンターで出力・梱包し、発送後に追跡番号をメールいたします。
■その他
※遅くともご注文メールの翌日中までには上記Gmailアドレスから振込み先口座などを返信しておりますが
Gmailドメインを受信拒否設定されていたりしてコチラからの返信できない場合が希にあります。
お手数ですが予めGmailドメインの受信拒否設定を解除の上でご注文いただければ幸いです。
ご注文メールの送信から2日以上経っても返信メールが届かない場合はこのブログのコメント欄か
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※ご注文メールに色指定の記載が無かった場合は“黒”にて出力・発送させていただきます。
※ご注文メールに希望発送方法の記載が無かった場合はレターパックライトにて発送させていただきます。
※注文アクセサリーの種類・個数によりレターパックライトの規定【厚さ3cm以内】に
収まりきらない場合はレターパックプラスでの発送とさせていただく場合がございます。
各アクセサリー共通の上記特徴と注意点を踏まえた上で購入をご希望の方は
【氏名、発送先の郵便番号・住所、希望アクセサリー名、希望カラー、注文数、希望発送方法(下記参照)】
などを記入してコチラのアドレスまでご連絡ください。→ order.foxfotofactory@gmail.com
それではご注文、お待ちしております。
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※3Dプリンターを使ったカメラ&レンズアクセサリー色々製作&販売中です!
◆dpクワトロ用のびる液晶シェード
◆DPメリル用フードセット
◆THETA&THETAm15用スタンド
◆DPメリル用バッテリー収納グリップ
◆SIGMA LVF-01用アクセサリーセット
◆dp3Q+FT-1201用フードアダプター
◆DPメリル用LVF-01ブラケット
◆EF50F1.8STM用つけっぱなしフード
◆SIGMA dp0Q用つけっぱなしフード
◆SIGMA dp1Q & dp2Q & dp3Q用フード
◆SIGMA dp Quattro用カード/USBカバーオープナー(DMM.make)
◆SIGMA sd Quattro / sd Quattro H +PG-41用バッテリー型SDカードホルダー
◆SIGMA DP1、DP1s、DP1x、DP2、DP2s、DP2x用アクセサリー群
◆SIGMA 初代DP、DP Merrill、dp Quattroシリーズ用アルカスイスプレート
◆SIGMA fp+LVF-11用アイピースキャップホルダー&アルカスイス互換プレート
◆SIGMA fp用スモールグリップ&HG-21用追加サムグリップ
◆SIGMA fp用LVF-01ブラケットシリーズ&コールドシュー端子ブラケット
■日本カメラ 2016年3月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
■日本カメラ 2016年4月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
■SIGMA 新製品体験イベント 2017 spring(in大阪)にオリジナルアクセサリーを出展しました!
■SIGMA 新製品体験イベント 2017 spring(in黒川)にオリジナルアクセサリーを出展しました!
■自作アクセサリーが【飛びこめ!!沼03】や【engadget日本版】にチラッと登場しました!
■3Dプリンターでこれまで製作してきたSIGMA製品用アクセサリー群のまとめ
■CP+2020シグマブースのミニステージに登壇決定!→CP+中止!→PhotoBar【sa-yo:】で新作発表!
■SIGMA fp Impressionページの新コーナー「+fp」にて紹介していただきました!
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■My Photo Gallery【flickr】 【500px】
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by foxfoto
| 2020-11-10 20:00
| ●モノ作り