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ピークデザインのエブリデイスリング10L(V1)が壊れ、新型(V2)に交換してもらえた話

「スマホではなくちゃんとしたカメラを買って写真や動画を撮ろう。
どうやら今はミラーレスカメラってのが主流らしい…」…ぐらいまで調べれば
間違いなくそのブランド名に辿り着くであろうレベルまでメジャーになったピークデザイン
俺もいくつか愛用していて、ストラップやカメラバッグに関しては現在ほぼピークオンリーという状況。

初めてピークデザインの製品を購入したのは2016年12月
シグマのdp Quattro系4台にsd Quattro、ソニーのa7II、オリンパスのE-M5IIなど手持ちカメラの数が
とても多く増えていた時期で防湿庫内は常にギュウギュウ詰め。そうなると各カメラに装着されている
ストラップがとても邪魔になってくる。そこでピークのアンカーリンクスとマイクロアンカーを購入して
ストラップの数を減らして防湿庫内の空間に余裕を持たせようとしたのが始まり。

続いて
2017年4月からエブリデイバックパック30LチャコールV1 BB-30-BL-1を使い始め
2017年12月から今回の主役エブリデイスリング10LブラックV1 BSL-10-BK-1とスライドライトを使い始め
2018年8月には耐久性不足が発覚したマイクロアンカーV3からV4への全数無料交換対応に感動し
2018年12月からカメラキューブM BCC-M-BK-1を使い始め
2020年11月からfpのような軽いカメラ用に細いストラップのリーシュを使い始め
2021年3月に銀座にオープンしたPeak Design Tokyoでディバイダー(仕切り板)を買い足したり
2021年7月からエブリデイスリング6LブラックV2 BEDS-6-BK-2を使い始めたり
などなど。

バリエーションの豊富さ・使い勝手の良さ・デザイン・手厚いサポート体制に惚れ込んでいき
気が付けば4サイズのカメラバッグと2サイズのカメラストラップが揃い
全てのカメラにはマイクロアンカーが装着されている。



そんなピーク製品の中で、購入から現在までの4年半最も頻繁に使用してきた、背負い続けてきたバッグ
2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V1 (Black) BSL-10-BK-1 _1/3
EverydaySling 10L V1 (Black) BSL-10-BK-1が…………いよいよ壊れた。

2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V1 (Black) BSL-10-BK-1 _2/3
先月某日の朝、メイン収納部のジッパーが「ぶりりっ!」と剥がれて閉じられなくなってしまった。
幸い出先ではなく、カメラやレンズを収納して「さぁ行くぞ!」というタイミングだったので被害はゼロ。
何の前触れもなくある日突然…というワケではない。使用していく中で徐々に動きが渋くなってきていた。

元々エブリデイシリーズのV1(バージョン1)バッグに使用されている止水ジッパーはキツめで
モデルチェンジされたV2(バージョン2)ではジッパーの改善がアナウンスされていた。
ネットで検索してもジッパーが壊れたという報告が多くヒットする。どうやらV1系の弱点のようだ。

いよいよピークデザインのLifetime Warranty、生涯保証の力を試す時が来たのだ。

ピークデザイン製品日本総代理店は様々な海外ブランド製品を扱っている銀一株式会社
検索すると「日本国内の店舗で購入した製品は銀一が対応してくれるけど、海外の店舗で購入した製品は
アメリカのピークデザインと直接やり取りする必要がある」といった内容をアッチコッチで目にした。

今回壊れたエブリデイスリング10LブラックV1はキックスターター経由でピーク公式から購入した物なの
だけど…「ものは試しだ!」と銀一のピークデザイン保証受付フォームに諸情報を入力して送ったら…
「交換対応します。V1は既に生産終了しているのでV2との交換となります(要約)」との返信が!
メールの内容は書きませんが銀一さん、しっかり&柔軟に対応してくれます。素晴らしい!頼もしい!


「“生涯保証”って書かれてるんだから何年使っても交換されて当たり前でしょ?」と思う人もいるかもだけど
世の中そんな優良ブランドばかりじゃない。耳聞こえの良いワードで客を集めておいて、実際は詐欺紛いとか
今回みたいな製品の保証についてだと責任の擦り付け合いが始まって全然対応してくれないとか、交換はする
けど1回切りで2回目以降は有料だぞ…とか。いつの間にか契約内容が改悪されてたりとか、最近ホント多い。

でも今回のピーク&銀一の保証対応ではそんな「えー!?そんなの聞いてないよ~!」みたいな事は皆無。
諸情報を入力して、購入証明書類と故障個所の画像を添付して送信したら即「交換します」と返信が来た。
そして交換品にも生涯保証が適用されるから、また数年後に何かしらの不具合が出た場合、再度交換して
もらえる(ハズ)。本当に素晴らしい。ピークと銀一の経営と関係が今後も健全であり続け、ピークの生涯保証
サービスが今後も末永く継続されていく事を切に願います。


2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V1 (Black) BSL-10-BK-1 _3/3
無事に後継モデルと交換してもらえる事になりホッとした反面、4年半の間最も多く背中を預けてきた
このバッグは廃棄処分されてしまう…別れを惜しみながらしっかり手洗い洗濯。ジッパーこそ壊れてしまった
けれど、その他に関してはまだまだ問題なく使える…けど…ゴメンな。お分かれだ…今までありがとう…

2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V2 (Black) BEDS-10-BK-2 _1/7
そんなこんなで交換された新しいEverydaySling 10L V2 (Black) BEDS-10-BK-2がコチラ。

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以前カメラ屋さんで自分のV1と比べた事があるので知ってはいたけど、改めて手にするとV2は…大きい。
V1はメイン収納部は8Lで、マチを拡張出来るサブ収納ポケットの2Lを足した合計で10Lなのよね。
対してV2のサブ収納ポケットはマチも無く拡張も出来ないのでメイン収納部だけで10L。

全体のシルエットも下すぼまりの台形からよりスクエアな形状に変更されているので
V1よりも大きなノートPCを収納出来るし、A4サイズの書類やカタログなんかも角が折れずに済みそう。
V1と比べるとかなりの容量増と使い勝手の向上に繋がってる印象。

2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V2 (Black) BEDS-10-BK-2 _3/7
メイン収納部のジッパーは軽くスムーズになり、引き手が2つになったので左右どちらからでも開閉可能に。
左右入れ替えられるショルダーストラップと合わせて右利き・左利き、右肩・左肩それぞれに対応。

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実質的な容量増(=中に入れる機材の重量増)に合わせてショルダーストラップのパッドが
幅広&厚みのあるシッカリした物に変更されているのも良い改善点。

2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V2 (Black) BEDS-10-BK-2 _5/7
ただ、バッグ外側に三脚を装着・固定する方法については、ストラップが幅広でバッグ本体に固定されていた
V1の方が優れていたかも。V2はストラップが着脱式で細い。ストラップ固定用ループは左右3ケ所にあるが
どれも位置が左右端にあるので縮長が40cm未満の小さめのトラベラー三脚とかだとしっかり装着・固定
出来なさそう。逆にトラベラー系ではない重めの三脚とかだとストラップが重さに耐えられず緩んできそう。
手持ち三脚のサイズや重さとの相性次第ではあるけど、個人的には三脚のキャリー性能に関してはV1の方が
使い勝手が良かったように思う。

2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V2 (Black) BEDS-10-BK-2 _6/7
V2になって実質的な容量増となっているエブリデイスリング10Lだけど、同梱されているディバイダー
(仕切り板)はV1と同じく2枚。容量をフルに活かそうとすると…正直もう1枚ぐらいあった方が便利。

2022/07/20_ PeakDesign EverydaySling 10L V2 (Black) BEDS-10-BK-2 _7/7
ちなみに今回のような交換対応となる場合、必要なのはバッグ本体のみでディバイダーは不要との事。
長年気に入って愛用したV1を忘れたくないし、他のピークのバッグにも流用出来るし…と手元に残して
正解だった。ファブリックや厚さに微妙な違いはあれど、この通りV1用もV2用も全くの同形状。



カメラもレンズも、三脚やストラップやカメラバッグも、製品は丈夫で壊れないのが一番だけど
ピークデザインや銀一みたいに手厚いサポート体制がしかれているブランドは安心して使い続けられるね。
とは言え、いくら【Lifetime Warranty、生涯保証】と宣言してもブランドが潰れてしまえばそこで終わり。
今持っている製品を大切に使うのは勿論、より良い製品が出ればちゃんと追加購入していかないとね。



最近発表された中だとモバイルシリーズの【1" BALL ADAPTER】が凄く気になってたりする。

バイク用のスマホホルダーはRAMマウントのを使用してるので、その1インチボール規格に対応してて
しかもショックアブソーバー機構を内蔵しているこのアクセサリーは待望の新製品。
今度スマホを新しくしたらスマホケースとセットで購入するつもり。
今後もピークデザインの意欲的な新製品に注目&期待だ。



【2022/07/22 追記】
上記の通り今回はキックスターター経由でピーク公式から購入した製品でも銀一が交換対応してくれましたが
銀一の【ピークデザイン 保証制度について】のページには “また、国内正規販売店様を除く並行輸入品および
国外でのご購入につきましては、弊社での保証対象外となります。” と明記されています↓

ピークデザインのエブリデイスリング10L(V1)が壊れ、新型(V2)に交換してもらえた話_b0213320_03295333.png

ので、今回と同様の状況だったとしても「本国のピークの方でやってもらって」と対応を断られてしまう
場合もあるかもしれません。むしろ↑と明記している以上、断って当然と言える。銀一は何も悪くない。
もし断られてもこのブログを例に出して「俺も同じように対応しろよぉ!」と面倒臭くゴネたりしないでね。
「対応してもらえたらラッキー!ダメだったら…まぁ、しゃ~ない」という気持ちでね。諦めてピークに
対応してもらいましょう。先の見えない不安定な世の中、保証内容や対応はいつ変わってもおかしくない。

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