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冬の二子玉川・多摩川河川敷でSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021をお試し。

折角製品をお試しさせてもらったのに写真をUPしてなかったシリーズも今回でラスト。
2022年12月3~4日に二子玉川 蔦屋家電で開催された【SIGMA Touch & Try】で
お借りしたSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021で撮った写真です。
SIGMA fpに装着して二子玉川界隈と多摩川の河川敷をブラブラしてみた。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  150mm】

シグマの150-600mmと言われると2014年の9月12日、一眼レフ用のコンテンポラリースポーツ
そして1.4倍と2倍のテレコンも含めた望遠系機材がドドンと同時発表された衝撃を今でも覚えてる。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

コンテンポラリーは105×260.1mm、1930g、フィルター径95mm、税込希望小売価格165000円。
スポーツは121×290.2mm、2860g、フィルター径105mm、税込希望小売価格284900円。
150-600mmでF5-6.3という焦点距離とF値、そして基本的な機能と操作系は共通としながら
コンテンポラリーは小型軽量安価、スポーツは大きく重く高価だけど防塵防滴で堅牢という差別化だった。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  546.2mm】

発売から8年以上経過した今の状況は…コンテンポラリーの方は健在。なんならEFマウント用は
未だに売上ランキング上位にあったりするのに対して、スポーツの方は残念ながら結構前に販売終了。
スポーツの防塵防滴性能は重要なれど、コンテンポラリーのハンドリングの軽さが勝ったという事でしょう。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

そんな経緯も影響してか、ミラーレス用の150-600mmはスポーツに一本化しつつも
109.4×263.6mm、2100g、フィルター径95mmとコンテンポラリー並みに大幅に小型軽量化して登場。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

更に新たにAFLボタンとズームトルクスイッチが追加された。
特にズームリングの回転トルク調整とロックを兼ねたこの機構はとても良かった。
一眼レフ用ライトバズーカにはあったのにミラーレス用ライトバズーカで無くなってしまった
カスタムモードスイッチの存在も羨ましい。USB DOCKを使えば任意のフォーカスリミッターが設定可能。
しっかりとした防塵防滴構造である事もコンテンポラリーシリーズのライトバズーカには無い長所。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

俺は一眼レフ用の時もミラーレス用の今も、ワンサイズ小さく軽い100-400mmF5-6.3ライトバズーカ
使っているので、正直なところ小型軽量化されたとはいえ2kg越えのレンズはやはり大きく重く感じる。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

大きく重い…が、やはり望遠端400mmと600mmとでは撮れるものが違うね。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

でも同時に広角端が100mmか150mmかというのも使い勝手に大きく影響してくる。悩ましいね。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  150mm】


ココからは番外編。150-600mmの事ではなく、fpのオートフォーカスについて。
fp購入当初はMC-21経由で一眼レフ用のライトバズーカでヒコーキなどの動体を撮っていた。
2020年発売のミラーレス用のDN版ライトバズーカに買い替えた直後はAF性能が向上したと思ったけど
残念ながら今の評価は逆。AFSの速度と精度自体は確実にDN版の方が良くなってる。でも歩留まりは悪化。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

歩留まり悪化の原因は、AFで上手く測距出来なかった時にMFでリカバー出来なくなってしまったから。
一眼レフ用の時はフォーカスリングと測距レンズが機械的に繋がっていたのでAFが外れても
「ソッチじゃなくてコッチだよ!」とフォーカスリングをグイッと回してやれば最短から無限遠まで
一気にピント位置を移動させる事が出来た。そうしてやればまたAFで被写体を捉え直す事が出来る。
でもDN版のフォーカスリングは電子リングで機械的に繋がってないのでフォーカスリングを大きく回しても
移動量が足りない。ピントが最短側で止まっているのか無限遠側で止まっているのか一瞬では確認出来ない。
そうこうしている内に被写体はもうどこかへ行ってしまう。だから結果的に歩留まりは悪化してしまった。
ずっとコレはDN版ライトバズーカ側の問題だと思ってた。なにせ他の望遠レンズを持っていなかったので。
でもfpのファームウェアVer.400でレンズの撮影距離(ピント位置)を常時表示させられるようになった事で
原因はfp側のAF制御の問題である事が見えてきた。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

fpはAFで被写体を補足出来なかった時、必ず最短側にピントを移動して測距動作を諦める。
例えばDN版ライトバズーカの望遠端でAFが合わせられなかった時は最短撮影距離の1.6mで止まる。
そしてレンズのフォーカスリミッタースイッチを“6m-∞”に設定するとその最短側の6mで止まる。
何度試しても結果は同じだった。そしてこの動作は今回借りた150-600mmDNスポーツでも同じ。
望遠端600mmでAFが合わなかった時は最短撮影距離の2.8mで止まった。
フォーカスリミッタースイッチを“10m-∞”に設定するとその最短側の10mで止まった。
20221203_SIGMA Touch & Try_SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021
【SIGMA fp + 150-600mm F5-6.3 DG DN OS S021  600mm】

ヒコーキなどの乗り物系の被写体に限って言えば、最短側じゃなくて無限遠側で止まってくれた方が助かる。
ピントが無限遠側に来ていれば多少ピントがズレていても被写体の動きを追いながら再測距させられる。
寸分のズレ無く正確に無限遠である必要はない。おおよそでも良いからAFが合わなかった時に止まる位置を
無限遠側になるようにAFの制御を変える、もしくは最短側か無限遠側かを選択出来るようにして欲しい。
それだけでfpのAFの歩留まりはかなり向上するハズ。シグマさん、次のファームに期待してます。


今回UPした以外の写真はFlickrのアルバムにまとめてあります。    →コチラ


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