2023年に買った物。LUMIX S5II、EF50mm F1.8 STM、OsmoAction4、Pixel8Pro
毎年恒例、撮影機材の売った・買ったのお話です。
ちなみに過去は↓
【2011年】【2012円】【2013年】【2014年】【2015年】【2016年】
【2017年】【2018年】【2019年】【2020年】【2021年】【2022年】
去年後半から世の雰囲気として徐々に、そして今年に入り形式的にもコロナ禍から明けた2023年
購入したのはフルサイズミラーレスカメラ、交換レンズ、アクションカム、スマホ、それぞれ1台ずつ。
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【2月購入】Panasonic LUMIX S5II(S5M2)

【購入品一覧】※リンク先はAmazon販売ページ
・カメラ本体 Panasonic LUMIX S5II(S5M2)本体セット
・専用充電器 Panasonic DVLC1005Z
・専用バッテリー Panasonic DMW-BLK22 ×2本
・SDカード SUNEAST ULTIMATE PRO SDXC UHS-II card【V90】128GB ×2枚
・液晶保護ガラス GRAMAS Extra Glass Panasonic LUMIX S5用 DCG-PA06
2019年秋にSIGMA fpを購入して以来、3年半ぶりのミラーレスカメラ。
fpはアクセサリーを色々と製作してカスタムしたくなるほど使っていてとても楽しいカメラ。
S5II購入後の今でも使用頻度は一番高く、被写体が静体であれば大抵の物は撮れる。のだけど
メカシャッターレスの電子シャッターオンリー機であり、グローバルシャッターや積層センサーでもないので
被写体が動体の場合はローリングシャッター歪みが発生する。しかし幸か不幸か、fpを購入してから間もなく
コロナ禍が始まり、運動会・航空祭・スポーツイベント・レースイベントなどは軒並み中止となっていたので
動体撮影が苦手なfpだけでも大きな問題・ストレスを感じる事は少なかった。
しかし世界がコロナ禍と日常生活の折り合いをつけていき、上記のような人が集まる機会が徐々に復活すると
やはり動体も撮れるボディが欲しくなる。S1やS5を検討した事もあるけど、メカシャッターがあるとはいえ
パナお得意のDFDはコントラストAFベース故に決して動体撮影が得意なカメラとは思えず購入には至らず。
Lマウントには動体撮影に強いボディが存在しない。仕方なくソニーEやキヤノンRFやフジフイルムXマウント
のボディをアレコレと検討していた時に発表された像面位相差AF搭載のS5IIは正に待望のカメラだった。
小型軽量で普段使いに最適なfpと、fpが苦手な動体撮影を担うオールマイティなS5IIでレンズを共用出来る。
2018年に立ち上げられたLアライアンスがやっと自分の環境下で機能し始める事に大いに喜び、興奮した。
…そういう期待やワクワクが…自分の中で大きくなり過ぎていたのが…良くなかったんだろうね…
購入直後こそ色々と落胆する部分も多かったけど…今は納得して使ってる。
肝心要のAF性能に関しては残念ながら自分の撮りたい被写体や撮り方や使用レンズとは余り相性が良くなく
もうちょっと何とかならんものか…と感じる事も多いけど、逆にUIやボタンやダイヤルのカスタマイズ性能は
大変素晴らしいので、被写体や撮影環境ごとにその都度細かく設定や操作系を変更しながら使ってる。
マイナスな部分をプラスの部分で補いながらではあるけど、全体的には価格相当に優れたボディという印象。
発売からのこの1年弱で機能向上(S5比での改悪点を元通りにする)ファームアップもされてきてるので
今後もそれを継続していってくれれば化ける…かもしれない。
そういう今後への期待を抜きにしても、現在(2023年末)時点では
“S5II(&S5IIX)がLマウントカメラの中で動体撮影に一番強い”というのは間違いない。
俺の様にfpやfpLを使っていて、その苦手な部分を補うボディが欲しいという人にはオススメ出来るカメラ。
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【7月購入】CANON EF50mm F1.8 STM

【購入品一覧】※リンク先はAmazon&マップカメラの販売ページ
・レンズ本体 CANON EF50mm F1.8 STM
・レンズ保護フィルター MAPCAMERA (マップカメラ) WORプロテクトフィルター 49mm
2015年の発売と同時に購入するも、2017年に売却したこのレンズを、どういうワケか2023年に買い直し。
「ティールアンドオレンジやパウダーブルーやウォームゴールドなど、魅力的なカラーモードが使えるfpに
オールドレンズを組み合わせたらエモイ写真になるんじゃね?」というのは前々から思っていたものの
俺は電子接点が備わっておらず、EXIFデータも残らず、コンディションや価格にバラツキが多い
中古のモノホンのオールドレンズには全く魅力を感じない無粋なニンゲンなのです。
でもこのEF50mm F1.8 STMの光学系はEFマウント立ち上げ時の1987年(よりも前)の設計でありながら
電子接点が備わっており、EXIFデータが記録され、AFが使えて、価格も発売時から変わらずお手頃のまま。
久し振りに使ってみると、最初に使っていた2015年~よりも“オールドレンズっぽさ”を強く感じた。
解像性能、ボケのスムーズさ、逆光耐性、諸収差など、現代のレンズとはとても比べられないレベル。
それは即ち2015年から2023年までのこの8年間で交換レンズの性能が大きく進化してきた事の証明。
AF速度も光学系を全てまとめて動かす全群繰り出しのためどうやったって速くはならない。
でも、そーいうのが全部楽しい。
基本的にはキッチリシッカリ写る現代的なレンズが好き。でも、たま~~~~に古いレンズで遊びたくなる。
そんな自分には丁度イイ。正に「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」だ。
キヤノンもRFレンズに移行してからEFレンズをどんどん生産終了しているので
このEF50mm F1.8 STMもそう遠くない未来に新品では購入出来なくなるかもしれない。
現代のレンズとは違うレトロな描写には魅かれるけど、不便なのは嫌だな…という人には
電子接点があって、EXIFデータが記録されて、AFが使えて、新品で購入できる
最もお手軽なオールドレンズとしてのEF50mm F1.8 STM、アリかと。
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【9月購入】DJI Osmo Action 4

【購入品一覧】※リンク先はAmazon販売ページ
・アクションカム本体 DJI Osmo Action 4 ADVENTURE COMBO
・専用バッテリー DJI Osmo Action Extreme Battery
常々「俺は動画は撮らん」と言っている自分だけど、それは「(ミラーレス)カメラでは」であって
バイクに乗っている時はずーっとアクションカムで動画を撮り続けていたりする。
PCのストレージを一番多く占領してるのは、実は写真データではなくアクションカムの動画データなのだ。
これまで使用してきたのは2018年に購入したGoPro HERO 6 BLACK。
VESPA LX125 3VからHONDA CROSS CUB110へ乗り換えようとしていた時、人気モデルだった事もあり
途中で当初の予定から一ヶ月以上も納期が伸びてしまい、手持ち無沙汰な気持ちを紛らわせようと購入。
それから5年間、酷暑の夏でも、極寒の冬でも、ゲリラ豪雨の中でも、林道の振動でも活躍してくれたけど
流石に動作が不安定になる事もじわじわ増加。複数あるバッテリーもヘタってきたので買い換えを検討するも
ここ数年のゴープロのモデルチェンジの方向性は個人的には好みではなかった。
アクションカムの一番の強みである手振れ補正の強化は勿論大歓迎だけど、5.3K記録の為の画素数増で
暗部ノイズは悪化し、熱暴走も増え、ボディも大型化&重量増…というのが最近のGoPro。
対してライバルのDJIは1/1.3インチの大型センサーを搭載しつつ記録解像度を4Kまでに留める事で
暗部ノイズとダイナミックレンジを向上させ、熱暴走もなく、バッテリーライフも長く、小型軽量。
という個人的に好みの内容。LアライアンスにDJIが参画したというのもちょっとだけ影響したかも。
2017年発売のHERO6からの更新だから当然だけど、画質と手振れ補正の進化には驚きを隠せない。
暗所ノイズやダイナミックレンジも素晴らしく、シャープネスやノイズリダクションも細かく調整出来るので
解像度やフレームレート、画角と合わせて好みの画質に仕上げられるハズ。画質に関しては本当に文句無し。
一方で外部マイクを接続した時の音声に関してはまだ納得出来るセッティングまで至っていない。
専用の外部マイク&USB-C充電・給電アダプターがラインナップされているGoProに対して
DJIはスマホ用の汎用USB-C↔3.5mmマイクジャックアダプターが使用出来るようになっているのだけど
大きい音量に対しては音が割れてブツブツとノイズだらけに。
YouTubeで同じ様にバイクに乗る時にOsmoAction4を使用している人の動画を色々見たりして
「このアダプターとマイクの組み合わせなら音割れせずに収録出来たよ」という組合せを試したりもしたけど
結局マイクを装着するヘルメット、乗るバイク、走り方、など皆それぞれ環境は違うので違った結果になる。
複数のアダプターとマイクを色々と試してるけど、俺の環境だと60km/h前後から先の速度域ではブツブツと
ノイズまみれに。ツーリングで一番多くの時間を占める巡航時の速度域での音声がノイズまみれなので辛い。
Action4側で外部マイクのゲイン調整も出来るけど録画データの音量が変わるだけで収録音質は変わらず。
Action4を使った事でこれまで使っていたGoProの専用外部マイクアダプターが実はとても上手く音割れを
防いでくれていたのだなと認識。同じマイク、同じマイク位置で、同じ音量になるように撮ってみても
GoProHERO6ではノイズが入らずに収録出来ていたのに、DJIosmoAction4ではノイズまみれになる状態。
本来であれば専用品を購入する必要が無く、汎用品のアダプターが使えるDJIの方式の方が喜ばしいけれど
汎用品のUSB-C↔3.5mmマイクジャックアダプターでの音割れとノイズに悩まされ続けてる身としては
DJIとしてしっかり相性と性能を担保した専用品を出してくれた方が嬉しいかも…と思い始めてきてる。
音声以外の不満点としては動画データと一緒に記録される“.LRFファイル”の存在。
コレはスマホ連携&編集アプリのDJI Mimoで使用する為の低解像度データらしいのだけど
メインの動画データの約12.5%ぐらいのファイルサイズになる。512GBのMicroSDカードを挿した場合
2.7K60pだと12h38m、4K60pだと9h28m収録可能だけど、LRFファイルが無ければ更に1時間以上長く
収録出来る計算。丸々1日のツーリングとかだとこの最後のプラス1時間があるかないかでカード交換の
有無に影響してくるし、予備のMicroSDカードを持ち歩く必要もなくなるので結構助かる。
俺はDJI Mimoアプリで編集する事は無いので“.LRFファイルを記録しない”という設定が欲しい。
今後のファームアップで追加されたら嬉しいのだけどね。
あとコレは旧型となるAction3までのユーザーからの要望でそうなったようなので俺は少数派なのだろうけど
“1ファイルのサイズが大き過ぎる(収録時間が長過ぎる)”というのも個人的には変更したいと思うポイント。
Action3までは4GB単位でファイル分割されていたのがAction4では4倍の16GB単位で分割されるように。
収録時間で言えば2.7K60pだと27m21s、4K60pだと20m48sとなる。再生・編集での繋ぎ合わせ等の観点
では1ファイルの大容量化はプラスだけど、先々のストレージ容量節約の観点からだとマイナスな変更。
例えば1分にも満たない消したくない瞬間の為に20分以上の動画を保存し続けなきゃいけなくなる。
個人的には16GB単位ではなく、4GB単位の方が不要な部分を細かく削除していけるので嬉しい。
画質に関してはホント満足してるだけに、音声やファイル関係の使い勝手の悪さが気になっている。
発売したばかりだから今後のファームアップに期待…したいところだけど、ミラーレスカメラと比べると
アクションカムはモデルサイクルが短いので“改善は後継モデルで”となる可能性の方が高いかな…
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【10月購入】Google Pixel 8 Pro

【購入品一覧】※リンク先はAmazon&グーグル販売ページ
・スマホ本体 Google Pixel 8 Pro Obsidian(黒) 128GB
・専用ケース Caseology Athlex
・液晶保護フィルム ミヤビックス Overlay Flex 上級者向け曲面対応 高光沢タイプ
・レンズ保護フィルム ミヤビックス OverLay 9H Brilliant for Google Pixel 8 Pro リアカメラ
・ワイヤレス充電器 Anker PowerWave 10 Stand
5年振りに更新したアクションカムと同様、4年振りに更新したスマートフォン。
これまでiPhone4、iPhone6Plus、iPhone8Plus、とずっとAppleのiOS機だったのでAndroid機は初。
使い慣れたiOSから移行した理由はアクションカムをこれまでと違うメーカーのモデルに変更したのと同じ。
なんやかんや毎年ちゃんとチェックしてるけど、ここ数年iPhoneのモデルチェンジは全くワクワクしない。
新機能もAndroid勢の後追いばかりだし、それをさも我々が新たに発見したのだ!みたいな芝居がかった
配信の内容にももう完全に飽きてしまった。
Apple1社のiOS端末と違って各社から様々なモデルがリリースされてるAndroid端末だけど、カメラ性能や
躯体のデザインで一番魅力的だったのはGoogleのPixelシリーズ。特に背面のカメラ回りのまとめ方は秀逸。
近年は3眼、4眼、5眼と超広角から望遠まで複数のレンズとセンサーを搭載するようになったスマホだけど
カメラ&レンズ性能を向上させるに連れ基本面からのレンズの突出量も増え、数も増え、という流れ。
俺は集合体恐怖症ではないけど、iPhoneはじめ背面からレンズがいくつも飛び出してるデザインは嫌い。
カメラバーと名付けられたカメラ関係をひとまとめにしたPixelシリーズのデザインはスマートで好き。
そのカメラの画質も最新世代のiPhone15系とPixel8系を比較したレビューをいくつも読んだけど
デザインだけでなくカメラ性能でも今はiPhoneよりもPixelの方が上だな、と。
元々使っていたのが古いiPhone8Plusだから、というのを抜きにしてもPixel8Proのカメラ性能には驚き。
2眼から3眼になった事で広角側も望遠側も拡張され、それぞれのカメラの画質も飛躍的に向上。
写真をスマホの小さいディスプレイでしか見ない人が言うような「もうカメラよりもスマホの方がキレイ」
とは流石に思わない。PCの大きなモニターで見比べれば一目瞭然でちゃんとしたカメラとレンズの方が上。
でも4年前と今のカメラと、4年前と今のスマホ、どっちの方が大きく進化してるか言えば…確実に後者。
被写界深度を後からコントロールするボケ補正、消しゴムマジックや編集マジック、ベストテイクなどの
AIを使った“魔法”を抜きにした“素のカメラ性能”でもスマホの方が進化が速いというのが正直なところ。
カメラ性能に関しては「Pixel最高!買って良かった!」という気持ちだけど
イコール「iOSからAndroidへ移行して良かった!」という気持ちなのかと言うと…今現在では微妙かも。
スマホ単体の性能の良し悪しではないけど、各アプリの使い勝手に関しては総じてiOS版の方が良い印象。
何故そうする必要があるのか分からないけど、同じアプリなのにiOS版とAndroid版とでUIが全然違ったり。
iOSをずっと長く使ってきたから慣れてないだけ、という面もあるだろうけど、やっぱりiOSの方が良い。
iPhoneからPixelに移行して各アプリのアップデートの頻度の多さに驚いてるけど、その割に不安定。
FlickrやInstagramなど有名どころなのに上手く機能せず、仕方なく使用を辞めたアプリもチラホラと。
各社から色んなモデルが出てるだけに相性問題が多く、それ故のアップデート頻度の多さなのだろうけど
自分が多用するアプリ周りの使い勝手はiPhoneの方が良かったかな…というのが現状。
メインスマホはPixel8Proだけど、バイク乗る時のナビ用としてまだiPhone8Plusも併用してる
(バイクの振動でスマホのカメラがぶっ壊れる事例が近年多発)ので、使い勝手の良し悪しが良く分かる。
ただOSアップデート等も含めたスマホの機能強化や改善は上記のカメラやレンズやアクションカムとは
比じゃないので、コレはホントに今後に期待。期待して大丈夫だと思う。楽しみだ。
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※3Dプリンターを使ったカメラ&レンズアクセサリー、他にも色々製作&販売中です!
◆dpクワトロ用のびる液晶シェード
◆DPメリル用フードセット
◆THETA&THETAm15用スタンド
◆DPメリル用バッテリー収納グリップ
◆SIGMA LVF-01用アクセサリーセット
◆dp3Q+FT-1201用フードアダプター
◆DPメリル用LVF-01ブラケット
◆EF50F1.8STM用つけっぱなしフード
◆SIGMA dp0Q用つけっぱなしフード
◆SIGMA dp1Q & dp2Q & dp3Q用フード
◆SIGMA dp Quattro用カード/USBカバーオープナー(DMM.make)
◆SIGMA sd Quattro / sd Quattro H +PG-41用バッテリー型SDカードホルダー
◆SIGMA DP1、DP1s、DP1x、DP2、DP2s、DP2x用アクセサリー群
◆SIGMA 初代DP、DP Merrill、dp Quattroシリーズ用アルカスイスプレート
◆SIGMA fp+LVF-11用アイピースキャップホルダー&アルカスイス互換プレート
◆SIGMA fp用スモールグリップ&HG-21用追加サムグリップ
◆SIGMA fp用LVF-01ブラケットシリーズ&コールドシュー端子ブラケット
◆SIGMA fp用後玉チェッカー&ライカ エルマー50F2.8用沈胴ストッパー&リミッター
◆PeakDesign(ピークデザイン)アンカー用フィンガーストラップ
◆Panasonic LUMIX S5II & S5IIX 専用アルカスイス互換プレート
■日本カメラ 2016年3月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
■日本カメラ 2016年4月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
■SIGMA 新製品体験イベント 2017 spring(in大阪)にオリジナルアクセサリーを出展しました!
■SIGMA 新製品体験イベント 2017 spring(in黒川)にオリジナルアクセサリーを出展しました!
■自作アクセサリーが【飛びこめ!!沼03】や【engadget日本版】にチラッと登場しました!
■3Dプリンターでこれまで製作してきたSIGMA製品用アクセサリー群のまとめ
■CP+2020シグマブースのミニステージに登壇決定!→CP+中止!→PhotoBar【sa-yo:】で新作発表!
■SIGMA fp Impressionページの新コーナー「+fp」にて紹介していただきました!
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ちなみに過去は↓
【2011年】【2012円】【2013年】【2014年】【2015年】【2016年】
【2017年】【2018年】【2019年】【2020年】【2021年】【2022年】
去年後半から世の雰囲気として徐々に、そして今年に入り形式的にもコロナ禍から明けた2023年
購入したのはフルサイズミラーレスカメラ、交換レンズ、アクションカム、スマホ、それぞれ1台ずつ。
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【2月購入】Panasonic LUMIX S5II(S5M2)

【購入品一覧】※リンク先はAmazon販売ページ
・カメラ本体 Panasonic LUMIX S5II(S5M2)本体セット
・専用充電器 Panasonic DVLC1005Z
・専用バッテリー Panasonic DMW-BLK22 ×2本
・SDカード SUNEAST ULTIMATE PRO SDXC UHS-II card【V90】128GB ×2枚
・液晶保護ガラス GRAMAS Extra Glass Panasonic LUMIX S5用 DCG-PA06
2019年秋にSIGMA fpを購入して以来、3年半ぶりのミラーレスカメラ。
fpはアクセサリーを色々と製作してカスタムしたくなるほど使っていてとても楽しいカメラ。
S5II購入後の今でも使用頻度は一番高く、被写体が静体であれば大抵の物は撮れる。のだけど
メカシャッターレスの電子シャッターオンリー機であり、グローバルシャッターや積層センサーでもないので
被写体が動体の場合はローリングシャッター歪みが発生する。しかし幸か不幸か、fpを購入してから間もなく
コロナ禍が始まり、運動会・航空祭・スポーツイベント・レースイベントなどは軒並み中止となっていたので
動体撮影が苦手なfpだけでも大きな問題・ストレスを感じる事は少なかった。
しかし世界がコロナ禍と日常生活の折り合いをつけていき、上記のような人が集まる機会が徐々に復活すると
やはり動体も撮れるボディが欲しくなる。S1やS5を検討した事もあるけど、メカシャッターがあるとはいえ
パナお得意のDFDはコントラストAFベース故に決して動体撮影が得意なカメラとは思えず購入には至らず。
Lマウントには動体撮影に強いボディが存在しない。仕方なくソニーEやキヤノンRFやフジフイルムXマウント
のボディをアレコレと検討していた時に発表された像面位相差AF搭載のS5IIは正に待望のカメラだった。
小型軽量で普段使いに最適なfpと、fpが苦手な動体撮影を担うオールマイティなS5IIでレンズを共用出来る。
2018年に立ち上げられたLアライアンスがやっと自分の環境下で機能し始める事に大いに喜び、興奮した。
…そういう期待やワクワクが…自分の中で大きくなり過ぎていたのが…良くなかったんだろうね…
購入直後こそ色々と落胆する部分も多かったけど…今は納得して使ってる。
肝心要のAF性能に関しては残念ながら自分の撮りたい被写体や撮り方や使用レンズとは余り相性が良くなく
もうちょっと何とかならんものか…と感じる事も多いけど、逆にUIやボタンやダイヤルのカスタマイズ性能は
大変素晴らしいので、被写体や撮影環境ごとにその都度細かく設定や操作系を変更しながら使ってる。
マイナスな部分をプラスの部分で補いながらではあるけど、全体的には価格相当に優れたボディという印象。
発売からのこの1年弱で機能向上(S5比での改悪点を元通りにする)ファームアップもされてきてるので
今後もそれを継続していってくれれば化ける…かもしれない。
そういう今後への期待を抜きにしても、現在(2023年末)時点では
“S5II(&S5IIX)がLマウントカメラの中で動体撮影に一番強い”というのは間違いない。
俺の様にfpやfpLを使っていて、その苦手な部分を補うボディが欲しいという人にはオススメ出来るカメラ。
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【7月購入】CANON EF50mm F1.8 STM

【購入品一覧】※リンク先はAmazon&マップカメラの販売ページ
・レンズ本体 CANON EF50mm F1.8 STM
・レンズ保護フィルター MAPCAMERA (マップカメラ) WORプロテクトフィルター 49mm
2015年の発売と同時に購入するも、2017年に売却したこのレンズを、どういうワケか2023年に買い直し。
「ティールアンドオレンジやパウダーブルーやウォームゴールドなど、魅力的なカラーモードが使えるfpに
オールドレンズを組み合わせたらエモイ写真になるんじゃね?」というのは前々から思っていたものの
俺は電子接点が備わっておらず、EXIFデータも残らず、コンディションや価格にバラツキが多い
中古のモノホンのオールドレンズには全く魅力を感じない無粋なニンゲンなのです。
でもこのEF50mm F1.8 STMの光学系はEFマウント立ち上げ時の1987年(よりも前)の設計でありながら
電子接点が備わっており、EXIFデータが記録され、AFが使えて、価格も発売時から変わらずお手頃のまま。
久し振りに使ってみると、最初に使っていた2015年~よりも“オールドレンズっぽさ”を強く感じた。
解像性能、ボケのスムーズさ、逆光耐性、諸収差など、現代のレンズとはとても比べられないレベル。
それは即ち2015年から2023年までのこの8年間で交換レンズの性能が大きく進化してきた事の証明。
AF速度も光学系を全てまとめて動かす全群繰り出しのためどうやったって速くはならない。
でも、そーいうのが全部楽しい。
基本的にはキッチリシッカリ写る現代的なレンズが好き。でも、たま~~~~に古いレンズで遊びたくなる。
そんな自分には丁度イイ。正に「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」だ。
キヤノンもRFレンズに移行してからEFレンズをどんどん生産終了しているので
このEF50mm F1.8 STMもそう遠くない未来に新品では購入出来なくなるかもしれない。
現代のレンズとは違うレトロな描写には魅かれるけど、不便なのは嫌だな…という人には
電子接点があって、EXIFデータが記録されて、AFが使えて、新品で購入できる
最もお手軽なオールドレンズとしてのEF50mm F1.8 STM、アリかと。
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【9月購入】DJI Osmo Action 4

【購入品一覧】※リンク先はAmazon販売ページ
・アクションカム本体 DJI Osmo Action 4 ADVENTURE COMBO
・専用バッテリー DJI Osmo Action Extreme Battery
常々「俺は動画は撮らん」と言っている自分だけど、それは「(ミラーレス)カメラでは」であって
バイクに乗っている時はずーっとアクションカムで動画を撮り続けていたりする。
PCのストレージを一番多く占領してるのは、実は写真データではなくアクションカムの動画データなのだ。
これまで使用してきたのは2018年に購入したGoPro HERO 6 BLACK。
VESPA LX125 3VからHONDA CROSS CUB110へ乗り換えようとしていた時、人気モデルだった事もあり
途中で当初の予定から一ヶ月以上も納期が伸びてしまい、手持ち無沙汰な気持ちを紛らわせようと購入。
それから5年間、酷暑の夏でも、極寒の冬でも、ゲリラ豪雨の中でも、林道の振動でも活躍してくれたけど
流石に動作が不安定になる事もじわじわ増加。複数あるバッテリーもヘタってきたので買い換えを検討するも
ここ数年のゴープロのモデルチェンジの方向性は個人的には好みではなかった。
アクションカムの一番の強みである手振れ補正の強化は勿論大歓迎だけど、5.3K記録の為の画素数増で
暗部ノイズは悪化し、熱暴走も増え、ボディも大型化&重量増…というのが最近のGoPro。
対してライバルのDJIは1/1.3インチの大型センサーを搭載しつつ記録解像度を4Kまでに留める事で
暗部ノイズとダイナミックレンジを向上させ、熱暴走もなく、バッテリーライフも長く、小型軽量。
という個人的に好みの内容。LアライアンスにDJIが参画したというのもちょっとだけ影響したかも。
2017年発売のHERO6からの更新だから当然だけど、画質と手振れ補正の進化には驚きを隠せない。
暗所ノイズやダイナミックレンジも素晴らしく、シャープネスやノイズリダクションも細かく調整出来るので
解像度やフレームレート、画角と合わせて好みの画質に仕上げられるハズ。画質に関しては本当に文句無し。
一方で外部マイクを接続した時の音声に関してはまだ納得出来るセッティングまで至っていない。
専用の外部マイク&USB-C充電・給電アダプターがラインナップされているGoProに対して
DJIはスマホ用の汎用USB-C↔3.5mmマイクジャックアダプターが使用出来るようになっているのだけど
大きい音量に対しては音が割れてブツブツとノイズだらけに。
YouTubeで同じ様にバイクに乗る時にOsmoAction4を使用している人の動画を色々見たりして
「このアダプターとマイクの組み合わせなら音割れせずに収録出来たよ」という組合せを試したりもしたけど
結局マイクを装着するヘルメット、乗るバイク、走り方、など皆それぞれ環境は違うので違った結果になる。
複数のアダプターとマイクを色々と試してるけど、俺の環境だと60km/h前後から先の速度域ではブツブツと
ノイズまみれに。ツーリングで一番多くの時間を占める巡航時の速度域での音声がノイズまみれなので辛い。
Action4側で外部マイクのゲイン調整も出来るけど録画データの音量が変わるだけで収録音質は変わらず。
Action4を使った事でこれまで使っていたGoProの専用外部マイクアダプターが実はとても上手く音割れを
防いでくれていたのだなと認識。同じマイク、同じマイク位置で、同じ音量になるように撮ってみても
GoProHERO6ではノイズが入らずに収録出来ていたのに、DJIosmoAction4ではノイズまみれになる状態。
本来であれば専用品を購入する必要が無く、汎用品のアダプターが使えるDJIの方式の方が喜ばしいけれど
汎用品のUSB-C↔3.5mmマイクジャックアダプターでの音割れとノイズに悩まされ続けてる身としては
DJIとしてしっかり相性と性能を担保した専用品を出してくれた方が嬉しいかも…と思い始めてきてる。
音声以外の不満点としては動画データと一緒に記録される“.LRFファイル”の存在。
コレはスマホ連携&編集アプリのDJI Mimoで使用する為の低解像度データらしいのだけど
メインの動画データの約12.5%ぐらいのファイルサイズになる。512GBのMicroSDカードを挿した場合
2.7K60pだと12h38m、4K60pだと9h28m収録可能だけど、LRFファイルが無ければ更に1時間以上長く
収録出来る計算。丸々1日のツーリングとかだとこの最後のプラス1時間があるかないかでカード交換の
有無に影響してくるし、予備のMicroSDカードを持ち歩く必要もなくなるので結構助かる。
俺はDJI Mimoアプリで編集する事は無いので“.LRFファイルを記録しない”という設定が欲しい。
今後のファームアップで追加されたら嬉しいのだけどね。
あとコレは旧型となるAction3までのユーザーからの要望でそうなったようなので俺は少数派なのだろうけど
“1ファイルのサイズが大き過ぎる(収録時間が長過ぎる)”というのも個人的には変更したいと思うポイント。
Action3までは4GB単位でファイル分割されていたのがAction4では4倍の16GB単位で分割されるように。
収録時間で言えば2.7K60pだと27m21s、4K60pだと20m48sとなる。再生・編集での繋ぎ合わせ等の観点
では1ファイルの大容量化はプラスだけど、先々のストレージ容量節約の観点からだとマイナスな変更。
例えば1分にも満たない消したくない瞬間の為に20分以上の動画を保存し続けなきゃいけなくなる。
個人的には16GB単位ではなく、4GB単位の方が不要な部分を細かく削除していけるので嬉しい。
画質に関してはホント満足してるだけに、音声やファイル関係の使い勝手の悪さが気になっている。
発売したばかりだから今後のファームアップに期待…したいところだけど、ミラーレスカメラと比べると
アクションカムはモデルサイクルが短いので“改善は後継モデルで”となる可能性の方が高いかな…
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【10月購入】Google Pixel 8 Pro

【購入品一覧】※リンク先はAmazon&グーグル販売ページ
・スマホ本体 Google Pixel 8 Pro Obsidian(黒) 128GB
・専用ケース Caseology Athlex
・液晶保護フィルム ミヤビックス Overlay Flex 上級者向け曲面対応 高光沢タイプ
・レンズ保護フィルム ミヤビックス OverLay 9H Brilliant for Google Pixel 8 Pro リアカメラ
・ワイヤレス充電器 Anker PowerWave 10 Stand
5年振りに更新したアクションカムと同様、4年振りに更新したスマートフォン。
これまでiPhone4、iPhone6Plus、iPhone8Plus、とずっとAppleのiOS機だったのでAndroid機は初。
使い慣れたiOSから移行した理由はアクションカムをこれまでと違うメーカーのモデルに変更したのと同じ。
なんやかんや毎年ちゃんとチェックしてるけど、ここ数年iPhoneのモデルチェンジは全くワクワクしない。
新機能もAndroid勢の後追いばかりだし、それをさも我々が新たに発見したのだ!みたいな芝居がかった
配信の内容にももう完全に飽きてしまった。
Apple1社のiOS端末と違って各社から様々なモデルがリリースされてるAndroid端末だけど、カメラ性能や
躯体のデザインで一番魅力的だったのはGoogleのPixelシリーズ。特に背面のカメラ回りのまとめ方は秀逸。
近年は3眼、4眼、5眼と超広角から望遠まで複数のレンズとセンサーを搭載するようになったスマホだけど
カメラ&レンズ性能を向上させるに連れ基本面からのレンズの突出量も増え、数も増え、という流れ。
俺は集合体恐怖症ではないけど、iPhoneはじめ背面からレンズがいくつも飛び出してるデザインは嫌い。
カメラバーと名付けられたカメラ関係をひとまとめにしたPixelシリーズのデザインはスマートで好き。
そのカメラの画質も最新世代のiPhone15系とPixel8系を比較したレビューをいくつも読んだけど
デザインだけでなくカメラ性能でも今はiPhoneよりもPixelの方が上だな、と。
元々使っていたのが古いiPhone8Plusだから、というのを抜きにしてもPixel8Proのカメラ性能には驚き。
2眼から3眼になった事で広角側も望遠側も拡張され、それぞれのカメラの画質も飛躍的に向上。
写真をスマホの小さいディスプレイでしか見ない人が言うような「もうカメラよりもスマホの方がキレイ」
とは流石に思わない。PCの大きなモニターで見比べれば一目瞭然でちゃんとしたカメラとレンズの方が上。
でも4年前と今のカメラと、4年前と今のスマホ、どっちの方が大きく進化してるか言えば…確実に後者。
被写界深度を後からコントロールするボケ補正、消しゴムマジックや編集マジック、ベストテイクなどの
AIを使った“魔法”を抜きにした“素のカメラ性能”でもスマホの方が進化が速いというのが正直なところ。
カメラ性能に関しては「Pixel最高!買って良かった!」という気持ちだけど
イコール「iOSからAndroidへ移行して良かった!」という気持ちなのかと言うと…今現在では微妙かも。
スマホ単体の性能の良し悪しではないけど、各アプリの使い勝手に関しては総じてiOS版の方が良い印象。
何故そうする必要があるのか分からないけど、同じアプリなのにiOS版とAndroid版とでUIが全然違ったり。
iOSをずっと長く使ってきたから慣れてないだけ、という面もあるだろうけど、やっぱりiOSの方が良い。
iPhoneからPixelに移行して各アプリのアップデートの頻度の多さに驚いてるけど、その割に不安定。
FlickrやInstagramなど有名どころなのに上手く機能せず、仕方なく使用を辞めたアプリもチラホラと。
各社から色んなモデルが出てるだけに相性問題が多く、それ故のアップデート頻度の多さなのだろうけど
自分が多用するアプリ周りの使い勝手はiPhoneの方が良かったかな…というのが現状。
メインスマホはPixel8Proだけど、バイク乗る時のナビ用としてまだiPhone8Plusも併用してる
(バイクの振動でスマホのカメラがぶっ壊れる事例が近年多発)ので、使い勝手の良し悪しが良く分かる。
ただOSアップデート等も含めたスマホの機能強化や改善は上記のカメラやレンズやアクションカムとは
比じゃないので、コレはホントに今後に期待。期待して大丈夫だと思う。楽しみだ。
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by foxfoto
| 2023-12-31 20:00
| ●撮影機材ネタ