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SIGMAの “Web連載「私の出会う光景」および「シグブラ」終了のお知らせ” を受けて…

2024/11/13の午後、自分にとってはとてもとても衝撃的で悲しいお知らせをSIGMAが公開。

Web連載「私の出会う光景」および「シグブラ」終了のお知らせ

自分にとっては余りにも突然で余りにもショックで、公開された日は何をする元気も出ず。
それから1日、2日と経ち、なんとか少しずつ持ち直してきて今こうしてブログを書いている状態。
Twitter(現X)に呟くだけでなく、年に1~2度しか更新しないブログにまで記す。それぐらいの大事なのだ。

一方で、今回の発表のインパクトは人によって大きく違っているであろうという事も理解してる。
シグマのプレスリリースTwitter(現X)をチェックしているような人でも
「ふ~ん、へぇ~、で…?」ぐらいな人も居るでしょう。

でも自分にとっての【押本龍一氏の「私の出会う光景」】と【三井公一氏の「シグブラ」】は
これまで歩んできたフォトライフ・カメラライフと密接に関わり、大きな影響を受けてきた二大Web連載。
それが突然、しかも二作品とも同時に連載終了だなんて。とてもスルー出来る事ではなかった。


自分とカメラ・写真との繋がりは遅く、社会人になってから仕事で必要になり使い始めたのがキッカケ。
2007年、コンデジのRICOH CAPLIO GX100購入でカメラの楽しさを知り
2008年、親父氏のNIKON D200を借りパクし一眼レフのスゴさを知り
2009年、CANON EOS 5D Mark II購入を機にレンズ沼にドボン
2010年、一通りレンズを揃え、サブカメラが気になり始める
2011年、SIGMA SD1の衝撃。Foveonに興味を持つ
2012年、SIGMA DP2 MerrillでFoveonデビュー
ぐらいまでがザックリと大きく分けた第一章。
カメラ・レンズ・写真に対しての興味や熱意が日増しに高まり続けていった時期。

そこから先の第二章はもうずっとSIGMA好きでありFoveon好きな時期。
そのSIGMAスキーでありFoveonスキーな気持ちを高め、継続し続けるのに
「私の出会う光景」と「シグブラ」がどれだけ大きな影響をもたらしていたのか
モチベーションにどれだけ影響していたのか、連載終了の報を受けて改めて実感した。

Foveonセンサーの良くも悪くも容赦のない描写で撮られた北米の乾いた景色や
日本各地の情緒や季節は「このカメラで撮りたい」「このレンズを使いたい」という
写欲や物欲、モチベーションに本当に大きく影響し続けてきたのだなと。
購入検討してる製品で撮られた掲載作品をダウンロードして
隅々までチェックするのを何度してきた事か。

お二方とはシグマ企画のイベントは勿論、プライベートでのフォトウォークまで
ご一緒させてもらった事もあるけど、お二方とも仕事を抜きにしてシグマ製品に惚れ込んでいるのを
ひしひしと感じたし、オススメされたカメラやレンズを後に購入するなんて事も複数回。

特にシグブラから発展したユーザー参加イベントのシグブラフォトウォークは
出不精な自分にとって遠方へ撮影旅行に行く絶好の機会であり毎回楽しく参加していた。
シグブラフォトウォークを通して他のシグマユーザーさんや自作アクセサリーのユーザーさんと
直接お会いして、その後も交流が続いていたりもする。自分のフォトライフにとってはかけがえのない存在。
シグブラ連載終了に伴いシグブラフォトウォークの開催ももう無いのだと思うと残念極まりない。


シグマの魅力、シグマのどこに魅せられ惹かれるかは人それぞれ違うだろうけど自分的には
1.MADE IN JAPAN、MADE IN AIZUでの一貫生産を貫く姿勢
2.社長や開発トップが自らの言葉で自社の新製品を発表する姿勢
3.手厚く素早く良心的なカスタマーサポート体制
4.Foveonセンサー搭載カメラのような他にない製品
5.シグブラフォトウォークを代表するような多種多様な多くの体験&対話イベント
といった具合。

1~3の魅力はずっと変わらずで本当に素晴らしいと思うけど、4が長期不在で
そして今回5が大きく崩れてしまったな…というのが正直な印象。


上で今回の発表に対する衝撃は人によって差があるだろうと書いたけど
シグマを形作る要素の内のどれを重視しているかで違ってくるだろうなと。

今回のは掲載されているどの作品を目的にそのコミック誌を購入・購読しているのか、みたいな話。
もし10年以上も長期連載してきたAとBという二大作品が、ストーリー的な大団円も迎えずに
ある日突然編集部の都合で「二作品とも次回が最終回です」と発表されたら…って事。

その2作品を目的にそのコミック誌を読んできた人達はもう読むのをやめちゃったりもするんじゃね?と。
でもA、B、以外にC、D、E、と他の作品も勿論あって、そっちは続くのでそれを目的に
そのコミック誌を読んでる人にとっては別に何の影響もない。みたいな。

もしかしたらAとB終了後に全く別の作品の連載が始まるかもしれないし、始まらないかもしれない。
始まったとしても、自分は果たしてAとBの後釜として始まるその作品を楽しめるのだろうか?とか
コレを機に新たな出会いを求めてこれまで読んでいなかった他誌に目を向けるのもアリかな?とか
色々考え始めてしまっている。今回の発表は、自分にとってそれぐらいの大事だった、という話。


何事にもいつか終わりは来るけど…今回は余りに急だった
自分の中で何か大きなものが一気に崩れ落ちたような
ロウソクの火が何本も一気に消えてしまったような
とにかくこれまで続いていた何かが終わった…
と、そういう気分になってしまっている。


今のこの感情が、今後どう収束していくのかは…まだ自分でも分からない。


連載終了は本当に悲しいし寂しいけれど
10年以上に渡る長期連載、楽しかったです。ありがとうございました。
今は来月更新の「私の出会う光景」「シグブラ」の最終話を、ただただ、楽しみにしています。


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by foxfoto | 2024-11-15 20:00 | ●日記