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今年のCP+での山木社長のプレゼンで予告されていたSPP6.6.0が(ちょっと遅れたけど)公開された。

プレゼン中で予告されていたアップデート内容は
1. トーンカーブ機能の追加
2. 画像比較機能の追加
3. レーティング・カラーラベルの追加
の3点だったけど、正式版では更に
4. dp Quattroシリーズおよび、sd QuattroシリーズのRAWデータ(X3Fファイル、
  X3Iファイル)をメインウインドウで表示中に一部の現像処理をあらかじめ行う事で、
  レビューウインドウの画像表示や、画像の保存等の速度の高速化を図る「事前現像」機能
  を搭載しました。
5. レビューウインドウで表示した画像のクリックした位置を中心に等倍表示する
  ことができるようになりました。
6. ディテールスライダーの効果を改善しました。
7. 「設定一括変更」ウインドウに、各項目を一括で選択する「全選択」ボタン、
  一括で解除できる「全解除」ボタンを追加致しました。
などの内容が追加された。


で、以前SPP6.5.1と6.5.2を比較したように今回もSPP6.5.4とSPP6.6.0を比較してみた。

まずはX3F(RAW)→JPEGのストレート現像の所用時間に関して。
・今回は初代DPシリーズやMerrill世代機に関しては影響はなさそうなので省略。
・dp3QとsdQのX3Fデータ20枚(それぞれ1GB強ずつ)を用意する。
・SPPの環境設定内にある【メモリを追加し高速動作させる】と【GPU高速化】を
 両方OFF、それぞれ片方ずつON、両方ON、の4パターンそれぞれでX3F→JPEGの
 ストレート現像を3回ずつ試した平均値で比較。
以上の方法でSPP6.5.4と6.6.0とを比較して見えてきた傾向は
・GPU支援OFFでの現像時間は6.5.4よりも6.6.0の方が2倍近く遅くなる。
・GPU支援ONでの現像時間は6.5.4よりも6.6.0の方が1割ほど速くなる。
・上記4パターンのどの設定で現像しても出力されたJPEGデータのファイルサイズは
 6.5.4よりも6.6.0の方が若干大きい。

続いて出力されたJPEGデータの画質に関して。
SPP6.5.4を使ってて感じてた印象はこんな感じ↓



PC(積んでるGPU)環境によって影響があったりなかったりするみたいだけど、ウチの環境だと
GPU支援をONにすると処理の高速化と引き換えに出力されるJPEGデータが明らかに甘くなってたので
処理の高速化は魅力だけどGPU支援はOFFで使ってた。それに加えてSPP6.5.4の仕上がり自体が
甘めの傾向があったので輝度ノイズリダクションを下げたりディテールスライダーを上げたりして
カメラ内JPEGのようなパリッとシャープな仕上がりに近づけようとするものの、ノイジーさに
苦しめられてた…といった具合。

で、SPP6.6.0の仕上がりの傾向はと言うと…
上記のように同じ設定で出力してもファイルサイズが6.5.4の時よりも大きくなる事から予想される通り
6.6.0の方が細かい部分まで潰れずにシャープに描写されてる!やったー!素晴らしい!
微細なディテールが集まった高周波部分のシャープネスが高いのはモチロン、6.5.4ではべたーっと
塗り絵っぽく階調が潰れてたボケ部分などの低周波部分もしっかり諧調が残っていらっしゃる!
しかもGPU支援ONにした時に甘くなる傾向が改善されてGPU支援OFFの時とほぼ見分けがつかない
レベルになった!GPU支援のON/OFFでファイルサイズは若干違ってくるし
フォトショでレイヤーで重ねて差の絶対値で比較すると完全には一致しないんだけど
SPP6.5.4までの時のように優劣が判断出来るほどの差は無くなってくれた。
これでやっと気兼ねなくGPU支援ONでの処理速度の高速化を享受出来るようになった。
標準設定でのシャープさが増してるので6.5.4までのように輝度ノイズリダクションを
下げなくても良くなり、結果的にノイズ量も減らす事が出来るようになった。


あと、コレは6.5.4との比較はしてないけど6.6.0から改善されたディテールスライダーの効果も
良い方向に働いてくれてる印象。
ディテールスライダーのクリスピー側の目的はMerrillセンサーのような解像感を再現する事だけど
個人的にはちょっとゴリゴリし過ぎな印象だった。あんまり使いたくはないけど6.5.4の描写が甘いので
仕方なく輝度ノイズリダクションと合わせて使ってた感じ。
それが6.6.0ではゴリゴリさは抑えつつシャープさを盛ってくれるような感じになった。
単に補正量が弱められたって感じじゃなく、効果の方向性自体がちょっと変わった印象。
ここら辺はもう各々の解像感の好みや撮ってる被写体との相性の話でしかないけど
6.6.0のディテールスライダーは積極的にクリスピー側にしていけそうだ。


そして6.6.0から(やっと)追加されたトーンカーブエディターも使い易いね。
元からあったハイライトやシャドウのパラメータはその名前が指す部分だけではなく全体的に
ヒストグラムが動いていたので、例えばシャドウ部分だけもう少し締めたいな~と思って
シャドウを下げるとハイライト側も若干下がってくるので露出をちょっと上げて相殺、みたいな調整が
必要だった。でも追加されたトーンカーブエディターは本当にその領域だけを調整出来るので
これまでよりも明暗のバランス取りや追い込みがし易くなった印象。


というワケで、PC(積んでるGPU)環境にもよるかもしれないけど、ウチの環境では
SPP6.6.0の仕上がりや使い勝手は6.5.4までよりも総じて良い方向に改善されてて非常に嬉しい。
今まではdpQやsdQのカメラ内JPEGのパリッとしたシャープさが上手く再現出来ずモヤモヤしてたけど
SPP6.6.0ならカメラ内JPEG以上の解像度と少ないノイズの両立が出来る。実に素晴らしい。
相変わらず動作が重かったりはするけど、それは扱うデータが重いから仕方がないし
画像比較やレーティング・カラーラベルといった今まで弱かった画像管理部分の使い勝手も
向上してきてくれたので大変に嬉しい。ありがとうシグマさん。
……後は、ゴミ消し機能が追加されれば最高だなぁ……(切実


そんな個人的には大きく改善されたSPP6.6.0を使って、未現像のまま放置しちゃってた
SIGMA sd Quattro+100-400mm F5-6.3 DG OS HSM C017で撮った今年の桜を現像してみた。
20180427_10_spring SNAP

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20180427_28_spring SNAP

20180427_30_spring SNAP

その他のsd Quattroの写真は【コチラ】     その他のライトバズーカの写真は【コチラ


====2018/04/28追記=====================================
SPP6.6.0、俺のPC(GPU)環境だと特にエラーが出る事も無く普通に使えてるけど、中にはエラーが出て
使えないって人もいるようだ。バグ修正版のSPP6.6.1が出るとしてもGWが明けてからになるだろう。
せっかくアップデートしたのに6.6.0との相性が悪く不便を強いられてる人や、そういう人のツイートを
見て心配になってアップデートを出来ずにいる人の為に、とって置いた6.5.4(win版)と6.5.5(mac版)を
ギガファイル便に入れておきました。【→ コチラ ←】(DL期間は一週間後の5/5までです)。
コレでもし6.6.0との相性が悪かったとしてもアンインストールしてコッチをインストールし直せば
旧環境に戻せるハズ。折角のGWだし、沢山写真撮って、沢山現像しましょう。

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