2/28(金)にPhotoBar【sa-yo:】で開催させていただいた3Dプリンターで製作・販売している
シグマ製カメラ用アクセサリーの展示・体験・新作発表会にお越しいただいた方々
ご協力いただいた皆様、改めまして本当にありがとうございました。
シグマファンが集まった事もあり、盛り上がりました。
PhotoBar【sa-yo:】での発表時も説明しましたが今回製作した【SIGMA fp用LVF-01ブラケット】は
fpの発売前、発表会直後から要望をもらっていたアクセサリーです。fp発売後も要望数は増え続け
自分自身もfpと同時購入したLVF-11を使用する中で必要性を感じ製作に取り掛かりました。
PhotoBar【sa-yo:】での発表から更なるバリエーション追加と細部の改良を経て
最終的には関連する既存アクセサリーのアップデートも含めて全8種類に。
① SIGMA fp用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
② SIGMA fp用LVF-01ブラケット+コールドシュー端子 【 3800円 】
③ SIGMA fp用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
④ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
⑤ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
⑥ SIGMA LVF-01用アイピースキャップホルダー(上面装着用) 【 2100円 】
⑦ SIGMA LVF-01用ファインダーカバー 【 3600円 】※既存アクセサリーの微修正&価格改定版
⑧ SIGMA fp用コールドシュー端子ブラケット 【 2900円 】
①~⑤が今回のメインです。そしてそれとセットで使うと更に便利だよ!というアイテムが⑥と⑦で
②から発展して独立したのが⑧です。それぞれ長所と短所があり、どれがマッチするかは
一緒に装着して使用するアクセサリーのチョイスによって変わってきます。
①~⑥と⑧に共通する特徴は、fpのヒートシンクの溝をレール代わりに利用してブラケットを
装着しているので左右と底面にある三脚ネジ穴はどれも利用しません。それによって
他のアクセサリーの邪魔をせず、fpの“スケーラブル”な拡張性を阻害しません。
そして背面液晶に液晶保護ガラスを貼り付けている想定で設計しているので液晶保護ガラスやフィルムを
fpの背面液晶に貼り付けていても干渉せずに装着出来ます。逆に何も貼り付けておらず隙間から外光が
入り込んで来る場合は背面液晶パネルの表示部外周にマスキングテープなどの粘着力が弱いテープ
を貼るなどして隙間を埋めてご使用ください。
また使用する際の注意点としては基本的にブラケット自体はfpに装着したままにして、LVF-01部分のみを
脱着するようにして使用してください。ブラケットごとLVF-01を脱着する使い方を繰り返すと
素材の特性上どうしても突起が摩耗してロックが甘くなってしまう事が想定されますし
fpの左側面にHU-11や縦位置用アルカスイスプレートなどを装着していると
ブラケット自体を左側にスライドさせる事は出来なくなります。
=================================================
① SIGMA fp用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
今回製作した【①~⑤】のシリーズの中で一番ベーシックかつシンプルなモデルです。
メリットは形状がシンプルで出力時間も早く、歩留まりも良いので価格も安くなります。
デメリットはLVF-01を右側からスライドして脱着するので、シグマ純正のHG-11やHG-21に
以前製作した追加サムグリップなどを装着した状態だと↓のように干渉してしまい脱着出来ません。
グリップ関係を何も装着せずにfpを使用している方、以前製作したスモールグリップを使用している方
追加サムグリップを装着せずにHG-21を使用している方であれば問題なくLVF-01を脱着出来ます。
=================================================
② SIGMA fp用LVF-01ブラケット+コールドシュー端子 【 3800円 】
【①】の上面にコールドシュー端子形状を追加したモデルです。
fp付属のホットシューユニットHU-11も、ユーザーが増えているSmallRigのfp用リグ(CCM2518)も
シュー端子の位置が左右に大きくオフセットされてしまいます。しかしこのブラケットを使用すれば
レンズやマウントやセンサーと同一直線上にシュー端子をレイアウトする事が出来ます。
またHU-11を装着するとコンパクトなfpの全幅が大きく拡大してしまいますが、このブラケットであれば
fpのコンパクトさをスポイルさせる事はありません。
端子部も樹脂製のため一般的なカメラに固定装備されているホットシュー端子ほどの強度はありませんが
水準器や外付けOVF、外付けマイクやGoProなどのアクションカム程度の重さの物であれば問題ありません。
一般的なシュー端子に備わっている板バネ構造はありませんので装着するのは↓のように
ネジ締め機構のあるアクセサリーのみとしてください。
動画ユーザーが良く使用しているホットシューに装着するタイプのグリップを装着し、そこを握って
カメラを吊るような使用は絶対にしないでください。端子部が千切れカメラが落下する可能性があります。
シュー端子部分の強度を確保するために完全にではありませんがfp上面のヒートシンク開口部を
一部塞ぐ形状となっています。真夏での長時間の動画撮影などfpの放熱性能をフルに必要とする
場面では念のためブラケットを外して使用した方が良いかもしれません。
※アクセサリー製作時(2月)にブラケットの有無でセンサー温度に変化が出るかを
テストしましたが明確は変化は確認できませんでした。
=================================================
③ SIGMA fp用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
【①】をベースに、マグネットを使用してブラケット自体を前後に二分割出来るようにしたモデルです。
【① ② ④】のように右側にスライドするのではなく後方に脱着するのでHG-11やHG-21用追加サムグリップ
などを装着した状態でも干渉せずに簡単にLVF-01を脱着する事が可能です。
逆に言うとLVF-01の保持力は【① ② ④】よりも劣るので、強い衝撃で外れてしまう可能性もあります。
fp本体のストラップホールとLVF-01のストラップホールをワンタッチで脱着出来るストラップで
繋ぐなどして万が一のLVF-01の落下に備えた状態で使用してください↓
磁石を使用していますのでカメラバッグに収納する時などは磁気カード等が入った
お財布を隣り合わせにしないようお気を付けください。
=================================================
④ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
【①】の右上部の形状を修正しSmallRigのfp用リグ(CCM2518)と同時装着出来るようにしたモデルです。
SmallRigのfp用リグ(CCM2518)はサムグリップ部分が後方に突出していないので
干渉せずにLVF-01を左側にスライドさせて脱着出来ます。
【①】と比べると右上部分のレールがカットされていますので、SmallRigのfp用リグ(CCM2518)を
装着していない状態ですとfp本体との固定力が減少しています。必ずSmallRigのfp用リグ(CCM2518)と
セットで使用してください。
=================================================
⑤ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
【①】と【③】の関係と同様に【④】をベースにマグネットを使用してLVF-01を後方に脱着出来るように
したモデルです。特徴や注意点に関しても【③ ④】と同様です。
=================================================
⑥ SIGMA LVF-01用アイピースキャップホルダー(上面装着用) 【 2100円 】
ぷらぷらとぶら下がりカメラに当たるとキンキン鳴って不快なアイピースキャップを保持するホルダーです。
これまで製作してきたLVF-01用アイピースキャップホルダーと同機能で装着場所を変更したモデルです。
既存のLVF-01用アイピースキャップホルダーはdpQシリーズに装着して使用する事を前提に邪魔にならない
右側面に装着する方式でしたが、今回fpにLVF-01を装着するブラケット【①~⑤】はLVF-01を上下逆にして
装着するため、アイピースが左側面に突出する事になります。
そのため移動中にカメラストラップと引っかかってアイピースキャップホルダーが剥がれたり
【③ ⑤】のようにマグネットを使用したモデルの場合はLVF-01自体の落下に繋がると考えられたため
今回新たにLVF-01の上面(fp装着時は底面)側に装着するモデルを製作しました。
これまでの側面に装着するタイプだとこのようにストラップと引っかかってしまう可能性が高いです↑
是非【①~⑤】とセットで使用していただきたいアイテムです。
=================================================
⑦ SIGMA LVF-01用ファインダーカバー 【 3600円 】 ※既存アクセサリーの微修正&価格改定版
カメラから外したLVF-01の開口部に装着して内部に埃などが入り込むのを防止するカバーです。
これまでのバージョンとパッと見は変わりませんが細部の形状の微修正と出力設定の変更によって
価格を下げる事が可能となりました。是非【①~⑥】とセットで使用していただきたいアイテムです。
=================================================
⑧ SIGMA fp用コールドシュー端子ブラケット 【 2900円 】
【① ③~⑤】を製作して、その後の要望でコールドシュー端子付きの【②】を製作して、そこから更に
『LVF-01は使わないけどコールドシュー端子は欲しいって人もいるかもな…』と思い追加製作したモデル。
【①~⑤】とは違いLVF-01を装着する事は出来ませんが、その分背面部の形状に自由度が生まれたので
【①~⑤】装着時よりもfpの背面液晶は見易くなり、背面のボタンやダイヤルの操作性も良いです。
その他の特徴は【②】を参照。サイズも小さく出力時間も短いので価格も抑えられました。
以前製作したスモールグリップと今回のコールドシュー端子ブラケットのみを装着するとこんな感じ。
fpの最大のメリットである小型軽量さをスポイルさせずにグリップとシュー端子を追加して
カメラとしての機能性をUPさせたスタイルです。45F2.8CやMマウントのオールドレンズのような
小型軽量なレンズを装着する人にはこれぐらいが丁度良いかと。俺は持ってないけどこれに
外付けOVFとか装着するとなかなか良い感じに仕上がるのではないかと思います。
【2020/09/09 追記】
【SIGMA fp用LVF-01ブラケット・マグネット】をマイナーチェンジし
結束バンドを利用する事でLVF-01をフリップアップ出来るようにしたり
ヒートシンクの溝との噛み合いを強化したりといったアップデートを実施いたしました。
この形状変更による出力時間増加により、価格を100円UPの5500円とさせていただきます。
製品としての使い勝手は確実に向上しておりますので何卒ご理解いただければ幸いです。
この件に関するツイート→ https://twitter.com/Fox_now/status/1303688942814806024
SIGMA fp用LVF-01ブラケットシリーズなどのfp/fpLのヒートシンク部分に装着する各種アクセサリーは
リリース当初はヒートシンク開口部を出来るだけ塞がない形状としておりましたが、その後
ヒートシンク開口部を塞ぐ形状のモノを製作し、写真・動画撮影でセンサー温度を計測した結果
温度上昇や下降に殆ど影響がない事が確認出来たため、現在は強度に優れるヒートシンク開口部を塞ぐ
形状のバージョンで出力・発送させていただいております。
この件に関するツイート→ https://twitter.com/Fox_now/status/1303698763303714821
【2022/10/06 追記】
上記のSIGMA fp / SIGMA fpLにLVF-01を装着するブラケットシリーズを発売してから早2年半。
最近、他の方が製作したカメラストラップを縦吊りするアダプターやグリップとの同時使用でLVF-01が
抜けそうになるという事案・ご指摘がありました。
SIGMAfp/SIGMAfpL用LVF-01ブラケットシリーズは、ブラケットとファインダーを左右からスライドして
装着する方式の為、カメラを縦吊りにして運用した場合、歩行の振動や遠心力でファインダーが抜け落ちて
しまう可能性が高いです……というか、多分、まず、抜けます。確実に。
縦吊りでの運用を想定して製作はしておりません。
SIGMAfp/SIGMAfpL用LVF-01ブラケットシリーズは縦吊りではなく、横吊りにして使用してください。
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■3Dプリンターでの出力品についての特徴と注意点
・FDM方式の家庭用3Dプリンターでの出力品となりますので、大量生産された一般的な製品のような
キレイな表面仕上げとはならず、表面には積層造形由来の微細な段差があります。
・3Dプリンターでの造形物は一般的な射出成型法等で大量生産・流通している製品と比べて
同一素材であっても強度や対候性に劣り強い力に対しては白化や破断が生じます。
取り扱いには十分に配慮していただくのと同時に、本来の目的とは異なる使用はしないでください。
・各アクセサリー共に一部分に出力時に必要となるサポート材の剥がし跡が残ってしまいます。
剥がし跡は白くなるので黒で出力した場合に特に目立ってしまいます。
・出力素材のABS樹脂は後塗装が可能ですのでサンドペーパーなどで軽く表面を均してから
塗装する事で上記の積層段差やサポート材の剥がし跡を目立たなくする事が可能です。
・使用素材(フィラメント)はAFINIA純正プレミアムABSフィラメントを使用しています。
・カラーバリエーションは上記フィラメントに設定のある黒白赤緑青黄の6色です。
・各アクセサリーは定期的にマイナーアップデートを繰り返しておりますので
注文時期によって製品写真と細部の形状が異なっている場合があります。
■納期・発送方法・送料
・現在は日本国内のみの発送となります。
・全てのアクセサリーは出力済み在庫は持たず、入金確認後に出力・発送する受注生産品となりますので
入金反映から発送まで1~2週間程かかります。納期の目安はご注文後の返信メールに記載いたします。
・注文品は追跡が可能なレターパックライトorレターパックプラスにて発送します。
・レターパックライトはポストへの投函配達、レターパックプラスは対面での配達となります。
ご在宅状況などに合わせてご希望の発送方法をお選びください。
・最寄りの郵便局留めでの発送も可能です。その場合は注文メールの発送先に郵便局名をご記載ください。
・アクセサリー名の後に“ ★ ”マークのある物はレターパックライトの発送条件である
“厚さ3cm以内”に収まらないため、レターパックプラスのみでの発送となります。
・レターパックライトで発送の場合の送料 → 370円
・レターパックプラスで発送の場合の送料 → 520円
・注文品合計金額が5000円以上になる場合は送料無料にて発送させていただきます。
■支払方法
・支払い方法は三菱UFJ銀行口座への振込みとなります。
・振込手数料は別途お客様のご負担となります。
・ご注文メール確認後、振込み先口座情報などを返信いたします。
・口座への入金履歴順に3Dプリンターで出力・洗浄・梱包し、発送後に追跡番号をメールいたします。
■その他
・各アクセサリーの受注・メール返信の最新状況に関しては私のTwitterアカウントをご確認ください。
アクセサリーの出力・発送が出来ない、メール返信が出来ない、等のトラブル時は
その旨のツイートをプロフィールに固定表示させておきます。
・遅くともご注文メールの翌日中までには下記Gmailアドレスから振込み先口座などを返信しておりますが
Gmailドメインを受信拒否設定されていたりしてコチラからの返信が出来ない場合が希にあります。
お手数ですが予めGmailドメインの受信拒否設定を解除の上でご注文いただければ幸いです。
・ご注文メールに色指定の記載が無かった場合は“黒”にて出力・発送させていただきます。
・ご注文メールに希望発送方法の記載が無かった場合はレターパックライトにて発送させていただきます。
・注文アクセサリーの種類・個数によりレターパックライトの規定【厚さ3cm以内】に
収まりきらない場合はレターパックプラスでの発送とさせていただく場合がございます。
・上記の通り全てのアクセサリーは入金確認後に出力・発送する受注生産品となりますので
お振込後の注文者様都合での注文内容変更・注文キャンセル・到着後の交換等には応じられません。
・また製品説明や本来の用途とは異なる使用によりアクセサリー本体、カメラ、レンズ、その他周辺物に
損壊が生じてもその修理・交換費用を補償する事は出来ません。
・その他あらゆるトラブルにおいても補償出来るのは販売している各種アクセサリー本体までとなります。
上記の特徴・注意点を踏まえた上で購入をご希望の方は
【氏名、発送先の郵便番号・住所、希望アクセサリー名、希望カラー、注文数、希望発送方法】
などを記入してコチラのアドレスまでご連絡ください。→ order.foxfotofactory@gmail.com
それではご注文、お待ちしております。
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■日本カメラ 2016年3月号に3Dプリンターで製作したカメラアクセサリーが紹介されました!
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■My Photo Gallery【flickr】 【500px】
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シグマ製カメラ用アクセサリーの展示・体験・新作発表会にお越しいただいた方々
ご協力いただいた皆様、改めまして本当にありがとうございました。
シグマファンが集まった事もあり、盛り上がりました。
PhotoBar【sa-yo:】での発表時も説明しましたが今回製作した【SIGMA fp用LVF-01ブラケット】は
fpの発売前、発表会直後から要望をもらっていたアクセサリーです。fp発売後も要望数は増え続け
自分自身もfpと同時購入したLVF-11を使用する中で必要性を感じ製作に取り掛かりました。
PhotoBar【sa-yo:】での発表から更なるバリエーション追加と細部の改良を経て
最終的には関連する既存アクセサリーのアップデートも含めて全8種類に。
① SIGMA fp用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
② SIGMA fp用LVF-01ブラケット+コールドシュー端子 【 3800円 】
③ SIGMA fp用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
④ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
⑤ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
⑥ SIGMA LVF-01用アイピースキャップホルダー(上面装着用) 【 2100円 】
⑦ SIGMA LVF-01用ファインダーカバー 【 3600円 】※既存アクセサリーの微修正&価格改定版
⑧ SIGMA fp用コールドシュー端子ブラケット 【 2900円 】
①~⑤が今回のメインです。そしてそれとセットで使うと更に便利だよ!というアイテムが⑥と⑦で
②から発展して独立したのが⑧です。それぞれ長所と短所があり、どれがマッチするかは
一緒に装着して使用するアクセサリーのチョイスによって変わってきます。
①~⑥と⑧に共通する特徴は、fpのヒートシンクの溝をレール代わりに利用してブラケットを
装着しているので左右と底面にある三脚ネジ穴はどれも利用しません。それによって
他のアクセサリーの邪魔をせず、fpの“スケーラブル”な拡張性を阻害しません。
そして背面液晶に液晶保護ガラスを貼り付けている想定で設計しているので液晶保護ガラスやフィルムを
fpの背面液晶に貼り付けていても干渉せずに装着出来ます。逆に何も貼り付けておらず隙間から外光が
入り込んで来る場合は背面液晶パネルの表示部外周にマスキングテープなどの粘着力が弱いテープ
を貼るなどして隙間を埋めてご使用ください。
また使用する際の注意点としては基本的にブラケット自体はfpに装着したままにして、LVF-01部分のみを
脱着するようにして使用してください。ブラケットごとLVF-01を脱着する使い方を繰り返すと
素材の特性上どうしても突起が摩耗してロックが甘くなってしまう事が想定されますし
fpの左側面にHU-11や縦位置用アルカスイスプレートなどを装着していると
ブラケット自体を左側にスライドさせる事は出来なくなります。
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① SIGMA fp用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
今回製作した【①~⑤】のシリーズの中で一番ベーシックかつシンプルなモデルです。
メリットは形状がシンプルで出力時間も早く、歩留まりも良いので価格も安くなります。
デメリットはLVF-01を右側からスライドして脱着するので、シグマ純正のHG-11やHG-21に
以前製作した追加サムグリップなどを装着した状態だと↓のように干渉してしまい脱着出来ません。
グリップ関係を何も装着せずにfpを使用している方、以前製作したスモールグリップを使用している方
追加サムグリップを装着せずにHG-21を使用している方であれば問題なくLVF-01を脱着出来ます。
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② SIGMA fp用LVF-01ブラケット+コールドシュー端子 【 3800円 】
【①】の上面にコールドシュー端子形状を追加したモデルです。
fp付属のホットシューユニットHU-11も、ユーザーが増えているSmallRigのfp用リグ(CCM2518)も
シュー端子の位置が左右に大きくオフセットされてしまいます。しかしこのブラケットを使用すれば
レンズやマウントやセンサーと同一直線上にシュー端子をレイアウトする事が出来ます。
またHU-11を装着するとコンパクトなfpの全幅が大きく拡大してしまいますが、このブラケットであれば
fpのコンパクトさをスポイルさせる事はありません。
端子部も樹脂製のため一般的なカメラに固定装備されているホットシュー端子ほどの強度はありませんが
水準器や外付けOVF、外付けマイクやGoProなどのアクションカム程度の重さの物であれば問題ありません。
一般的なシュー端子に備わっている板バネ構造はありませんので装着するのは↓のように
ネジ締め機構のあるアクセサリーのみとしてください。
動画ユーザーが良く使用しているホットシューに装着するタイプのグリップを装着し、そこを握って
カメラを吊るような使用は絶対にしないでください。端子部が千切れカメラが落下する可能性があります。
シュー端子部分の強度を確保するために完全にではありませんがfp上面のヒートシンク開口部を
一部塞ぐ形状となっています。真夏での長時間の動画撮影などfpの放熱性能をフルに必要とする
場面では念のためブラケットを外して使用した方が良いかもしれません。
※アクセサリー製作時(2月)にブラケットの有無でセンサー温度に変化が出るかを
テストしましたが明確は変化は確認できませんでした。
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③ SIGMA fp用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
【①】をベースに、マグネットを使用してブラケット自体を前後に二分割出来るようにしたモデルです。
【① ② ④】のように右側にスライドするのではなく後方に脱着するのでHG-11やHG-21用追加サムグリップ
などを装着した状態でも干渉せずに簡単にLVF-01を脱着する事が可能です。
逆に言うとLVF-01の保持力は【① ② ④】よりも劣るので、強い衝撃で外れてしまう可能性もあります。
fp本体のストラップホールとLVF-01のストラップホールをワンタッチで脱着出来るストラップで
繋ぐなどして万が一のLVF-01の落下に備えた状態で使用してください↓
磁石を使用していますのでカメラバッグに収納する時などは磁気カード等が入った
お財布を隣り合わせにしないようお気を付けください。
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④ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット 【 3500円 】
【①】の右上部の形状を修正しSmallRigのfp用リグ(CCM2518)と同時装着出来るようにしたモデルです。
SmallRigのfp用リグ(CCM2518)はサムグリップ部分が後方に突出していないので
干渉せずにLVF-01を左側にスライドさせて脱着出来ます。
【①】と比べると右上部分のレールがカットされていますので、SmallRigのfp用リグ(CCM2518)を
装着していない状態ですとfp本体との固定力が減少しています。必ずSmallRigのfp用リグ(CCM2518)と
セットで使用してください。
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⑤ SIGMA fp+SmallRig(CCM2518)用LVF-01ブラケット・マグネット 【 5500円 】
【①】と【③】の関係と同様に【④】をベースにマグネットを使用してLVF-01を後方に脱着出来るように
したモデルです。特徴や注意点に関しても【③ ④】と同様です。
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⑥ SIGMA LVF-01用アイピースキャップホルダー(上面装着用) 【 2100円 】
ぷらぷらとぶら下がりカメラに当たるとキンキン鳴って不快なアイピースキャップを保持するホルダーです。
これまで製作してきたLVF-01用アイピースキャップホルダーと同機能で装着場所を変更したモデルです。
既存のLVF-01用アイピースキャップホルダーはdpQシリーズに装着して使用する事を前提に邪魔にならない
右側面に装着する方式でしたが、今回fpにLVF-01を装着するブラケット【①~⑤】はLVF-01を上下逆にして
装着するため、アイピースが左側面に突出する事になります。
そのため移動中にカメラストラップと引っかかってアイピースキャップホルダーが剥がれたり
【③ ⑤】のようにマグネットを使用したモデルの場合はLVF-01自体の落下に繋がると考えられたため
今回新たにLVF-01の上面(fp装着時は底面)側に装着するモデルを製作しました。
これまでの側面に装着するタイプだとこのようにストラップと引っかかってしまう可能性が高いです↑
是非【①~⑤】とセットで使用していただきたいアイテムです。
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⑦ SIGMA LVF-01用ファインダーカバー 【 3600円 】 ※既存アクセサリーの微修正&価格改定版
カメラから外したLVF-01の開口部に装着して内部に埃などが入り込むのを防止するカバーです。
これまでのバージョンとパッと見は変わりませんが細部の形状の微修正と出力設定の変更によって
価格を下げる事が可能となりました。是非【①~⑥】とセットで使用していただきたいアイテムです。
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⑧ SIGMA fp用コールドシュー端子ブラケット 【 2900円 】
【① ③~⑤】を製作して、その後の要望でコールドシュー端子付きの【②】を製作して、そこから更に
『LVF-01は使わないけどコールドシュー端子は欲しいって人もいるかもな…』と思い追加製作したモデル。
【①~⑤】とは違いLVF-01を装着する事は出来ませんが、その分背面部の形状に自由度が生まれたので
【①~⑤】装着時よりもfpの背面液晶は見易くなり、背面のボタンやダイヤルの操作性も良いです。
その他の特徴は【②】を参照。サイズも小さく出力時間も短いので価格も抑えられました。
以前製作したスモールグリップと今回のコールドシュー端子ブラケットのみを装着するとこんな感じ。
fpの最大のメリットである小型軽量さをスポイルさせずにグリップとシュー端子を追加して
カメラとしての機能性をUPさせたスタイルです。45F2.8CやMマウントのオールドレンズのような
小型軽量なレンズを装着する人にはこれぐらいが丁度良いかと。俺は持ってないけどこれに
外付けOVFとか装着するとなかなか良い感じに仕上がるのではないかと思います。
【2020/09/09 追記】
【SIGMA fp用LVF-01ブラケット・マグネット】をマイナーチェンジし
結束バンドを利用する事でLVF-01をフリップアップ出来るようにしたり
ヒートシンクの溝との噛み合いを強化したりといったアップデートを実施いたしました。
この形状変更による出力時間増加により、価格を100円UPの5500円とさせていただきます。
製品としての使い勝手は確実に向上しておりますので何卒ご理解いただければ幸いです。
この件に関するツイート→ https://twitter.com/Fox_now/status/1303688942814806024
SIGMA fp用LVF-01ブラケットシリーズなどのfp/fpLのヒートシンク部分に装着する各種アクセサリーは
リリース当初はヒートシンク開口部を出来るだけ塞がない形状としておりましたが、その後
ヒートシンク開口部を塞ぐ形状のモノを製作し、写真・動画撮影でセンサー温度を計測した結果
温度上昇や下降に殆ど影響がない事が確認出来たため、現在は強度に優れるヒートシンク開口部を塞ぐ
形状のバージョンで出力・発送させていただいております。
この件に関するツイート→ https://twitter.com/Fox_now/status/1303698763303714821
【2022/10/06 追記】
上記のSIGMA fp / SIGMA fpLにLVF-01を装着するブラケットシリーズを発売してから早2年半。
最近、他の方が製作したカメラストラップを縦吊りするアダプターやグリップとの同時使用でLVF-01が
抜けそうになるという事案・ご指摘がありました。
SIGMAfp/SIGMAfpL用LVF-01ブラケットシリーズは、ブラケットとファインダーを左右からスライドして
装着する方式の為、カメラを縦吊りにして運用した場合、歩行の振動や遠心力でファインダーが抜け落ちて
しまう可能性が高いです……というか、多分、まず、抜けます。確実に。
縦吊りでの運用を想定して製作はしておりません。
SIGMAfp/SIGMAfpL用LVF-01ブラケットシリーズは縦吊りではなく、横吊りにして使用してください。
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■3Dプリンターでの出力品についての特徴と注意点
・FDM方式の家庭用3Dプリンターでの出力品となりますので、大量生産された一般的な製品のような
キレイな表面仕上げとはならず、表面には積層造形由来の微細な段差があります。
・3Dプリンターでの造形物は一般的な射出成型法等で大量生産・流通している製品と比べて
同一素材であっても強度や対候性に劣り強い力に対しては白化や破断が生じます。
取り扱いには十分に配慮していただくのと同時に、本来の目的とは異なる使用はしないでください。
・各アクセサリー共に一部分に出力時に必要となるサポート材の剥がし跡が残ってしまいます。
剥がし跡は白くなるので黒で出力した場合に特に目立ってしまいます。
・出力素材のABS樹脂は後塗装が可能ですのでサンドペーパーなどで軽く表面を均してから
塗装する事で上記の積層段差やサポート材の剥がし跡を目立たなくする事が可能です。
・使用素材(フィラメント)はAFINIA純正プレミアムABSフィラメントを使用しています。
・カラーバリエーションは上記フィラメントに設定のある黒白赤緑青黄の6色です。
・各アクセサリーは定期的にマイナーアップデートを繰り返しておりますので
注文時期によって製品写真と細部の形状が異なっている場合があります。
■納期・発送方法・送料
・現在は日本国内のみの発送となります。
・全てのアクセサリーは出力済み在庫は持たず、入金確認後に出力・発送する受注生産品となりますので
入金反映から発送まで1~2週間程かかります。納期の目安はご注文後の返信メールに記載いたします。
・注文品は追跡が可能なレターパックライトorレターパックプラスにて発送します。
・レターパックライトはポストへの投函配達、レターパックプラスは対面での配達となります。
ご在宅状況などに合わせてご希望の発送方法をお選びください。
・最寄りの郵便局留めでの発送も可能です。その場合は注文メールの発送先に郵便局名をご記載ください。
・アクセサリー名の後に“ ★ ”マークのある物はレターパックライトの発送条件である
“厚さ3cm以内”に収まらないため、レターパックプラスのみでの発送となります。
・レターパックライトで発送の場合の送料 → 370円
・レターパックプラスで発送の場合の送料 → 520円
・注文品合計金額が5000円以上になる場合は送料無料にて発送させていただきます。
■支払方法
・支払い方法は三菱UFJ銀行口座への振込みとなります。
・振込手数料は別途お客様のご負担となります。
・ご注文メール確認後、振込み先口座情報などを返信いたします。
・口座への入金履歴順に3Dプリンターで出力・洗浄・梱包し、発送後に追跡番号をメールいたします。
■その他
・各アクセサリーの受注・メール返信の最新状況に関しては私のTwitterアカウントをご確認ください。
アクセサリーの出力・発送が出来ない、メール返信が出来ない、等のトラブル時は
その旨のツイートをプロフィールに固定表示させておきます。
・遅くともご注文メールの翌日中までには下記Gmailアドレスから振込み先口座などを返信しておりますが
Gmailドメインを受信拒否設定されていたりしてコチラからの返信が出来ない場合が希にあります。
お手数ですが予めGmailドメインの受信拒否設定を解除の上でご注文いただければ幸いです。
・ご注文メールに色指定の記載が無かった場合は“黒”にて出力・発送させていただきます。
・ご注文メールに希望発送方法の記載が無かった場合はレターパックライトにて発送させていただきます。
・注文アクセサリーの種類・個数によりレターパックライトの規定【厚さ3cm以内】に
収まりきらない場合はレターパックプラスでの発送とさせていただく場合がございます。
・上記の通り全てのアクセサリーは入金確認後に出力・発送する受注生産品となりますので
お振込後の注文者様都合での注文内容変更・注文キャンセル・到着後の交換等には応じられません。
・また製品説明や本来の用途とは異なる使用によりアクセサリー本体、カメラ、レンズ、その他周辺物に
損壊が生じてもその修理・交換費用を補償する事は出来ません。
・その他あらゆるトラブルにおいても補償出来るのは販売している各種アクセサリー本体までとなります。
上記の特徴・注意点を踏まえた上で購入をご希望の方は
【氏名、発送先の郵便番号・住所、希望アクセサリー名、希望カラー、注文数、希望発送方法】
などを記入してコチラのアドレスまでご連絡ください。→ order.foxfotofactory@gmail.com
それではご注文、お待ちしております。
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by foxfoto
| 2020-03-11 20:00
| ●モノ作り